ザブトン海峡・航海記

晩生内1号チャシ〜♬

2020年11月8日

 少し前になりますが、北海道の札幌と奈井江町の公演に行ってきました。  札幌から奈井江に向かう途中、公演まで時間があったので、奈井江の隣町、浦臼町の「晩生内(おそきない)1号チャシ」を観てきました。  これが凄く良かったです。
 よく「北海道にはお城は無いでしょ」なんて言われますがそんなことはありません。  北海道にやってきた和人の城や「チャシ」と呼ばれるアイヌの人達が造ったお城があります。   祭祀の場所でもあったようで、お城と神社が一緒になったような特別な場所と言ったらいいでしょうか。(このあたりは個別のチャシで様々なようで、チャシの定義について正確に書くことは難しい)  本州では長い間戦乱が続いたので、築城技術の蓄積によってテクニカルな城が沢山あるのだが、それに比べるとチャシは城としての造りが甘い。つまり比較的平和に暮らしていたのかな?とは思うのだが、アイヌの伝承などでは、他所のアイヌが襲いに来てチャシに逃げ込んだ。というような話もあるので、やはり城のような防衛拠点は必要だったんだろう。
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 で「晩生内1号チャシ」なんですが、尾根道を行くと、コースを遮るように小さな切岸のような斜面。さらに進むと尾根道を2本の堀切と土塁で曲輪の前後を遮断して いる。  縄張図だけ見ると本州の山中にある小規模城郭のようで、今まで見た北海道のチャシと雰囲気が違う。  一応「丘先式」というチャシの形に分類されるようだが〜〜?  近くに「晩生内2号チャシ」があって、ここも1号チャシと似た造りでぜひ行って見たかったのですが装備不足で断念。近くの「鶴沼チャシ」に行ってきました。  こちらは馴染みのチャシのイメージだったので、なおさら晩生内1号チャシの縄張りが面白かったです。  是非また見に行きたい!次は2号チャシだ!!   {CAPTION}

ねー、鋭い堀切です。これが先まで掘ってあって竪堀のように斜面の途中まで伸びています。{CAPTION}

  縄張図です。浦臼町郷土史料館の方にいただきましたよ。親切にしていただきまして、ありがとうございました!
春風亭昇太