ザブトン海峡・航海記

中山城 ( 上 =?iso-2022-jp?B?GyRCOzM7VBsoQg= =?= )=?iso-2022-jp?B?GyRCJEsbKEI=?= 行く♪

2015年7月10日


やまのべ落語愛好会の落語会には楽しみがもうひとつ。この会には、もれなく山形市近郊の城歩きが付いております!
一泊して、山形県上山市の中山城にGO〜!!
中山城は、伊達領地が最上領地に隣接する場所にある城で、いわゆる「境目の城」紛争地域の城だから、当然良いお城が多い。
中山城も素晴らしかったです。
見所は、三の曲輪から二の曲輪の間の虎口。1列にしか通れない、幅の狭い堀底のような道を5回屈曲させている。
(分かりにくいけど、道が鋭くクランクしています)
二の曲輪からは、格好の標的で、攻城兵にとっては逃げ場所のないデインジャラスゾーン。
この構造は伊達が築城した城では、他の城でも見られるようで、伊達の築城の特色の1つにあげられるようだ。
そして、伊達氏の中世城郭の香りプンプンの城の主郭には…突然石垣の天守台が出現する!
これは、後に入封した蒲生氏のお仕事。
地域性のある縄張りに、別の地域と別の時代のお城がちょこんと乗った感じは、中世城郭と近世城郭の過渡期の城ならではの面白さだ。
切岸も素晴らしく、本当に良いお城でしたが、石垣は大分傷んでいて、本格的な調査や整備が早くおこなわれといいなぁ〜。と思った中山城でした。
〓春風亭昇太〓