ザブトン海峡・航海記

春風亭昇太、上狭川城へ

2012年3月29日


大和の国のお城巡り、その2
奈良大学での公演当日、早起きして泊まっていた奈良ホテル(ここも鬼薗山城という城跡、ちなみに隣には以前行った西方院山城〜)に千田先生が迎えにきてくれて、そこにmixiの城めぐドットコム管理人で「こんな城もあったんだ」の著者・本岡勇一くん、そしてそのお仲間の宮本くんも合流。
皆で「上狭川城」へ向かう。
「上狭川城」は土豪・福岡氏の城だ。
土塁に囲まれた長方形の主郭に、南北二ヶ所に虎口を設けているのだが、この南側の虎口の前の守りが見事。
山を登っていくと堀切が見えてくる。そこから主郭に向かって進むと、堀と土塁を見事に組み合わせた、巧みな防御を見せてくれる
ちょっと解説。縄張り図を見て下さい。(写メ1)
千田先生が書いた縄張り図をもとに、今回は解りやすく、土塁を黒く、空堀を白にしてあります。
黒いムカデみたいのが土手のように盛り上がった土塁。白いムカデが堀。図の下から、山頂の主郭(本丸)までには5�程の高低差があります。
そして、赤線が主郭への想定される、敵兵の侵入路です。
一本目の堀を渡った後(この堀は図にはありません。図の右下にチラッと見えてます)
敵兵が進むと図の下にある2本目の堀に制限されて中央の道に集まって進まされます。
この細い道が「土橋」正面と左の小さい土塁からの十字砲火が、土橋を一列に進む敵兵に集中。格好の餌食です。
ナントカ土橋を渡ると。正面の土塁の前には左右の通路。
右のルートを選んだ人は行っても何も無いただの道。土塁上から攻撃され、引き返しても、何も知らない味方がやって来て、戻るに戻れず右往左往のパニックに…
左のルートを撰んだら。正面に小さい土塁が待ってます!
ここを突破して、180度ターン。しかし、ここは死の小路。
上の土塁から攻撃され、逃げようにも、土塁に挟まれて逃げようが無い場所で、3と書かれた曲輪から背後からも反撃されます。
ここをしのいで、90度左に曲がれば、主郭の土塁が待ちかまえています。
再び90度右に曲がれば、2と書かれた曲輪から背中を射たれます!!
現在は有りませんが、当時はここの何ヵ所に門があったはず。
守備兵の攻撃にさらされ、門を破壊しながら進むなんて…
コンパクトに何重もの仕掛けがしてあって見事ですね〜。
ただの山じゃなくて、ただならぬ山城なんですよ。こんなの見るのが、何よりの楽しみ♪
(写メ2)は土橋でニヤつく昇太、千田、本岡の3人。敵の足軽だったら3人とも、この世とオサラバです〓。