ザブトン海峡・航海記

恋川春町

2018年3月28日

 新宿に行って用事を済ませて、少し時間があったので新宿二丁目にある成覚寺さんに行ってきた。

 末広亭も近いので、時間があると時々散歩がてら足を運ぶお寺さんだが、お目当ては「恋川春町」のお墓。

 恋川春町は駿河小島藩の藩士。小島藩は静岡市清水区にあった一万石の大名です。一万石は大名の石高としては最小の石高ですが「年寄本役」で120石ですから、小島藩藩政の中心的な立場にもいた人でなんですね。

 で、この人はお侍さんでありながら、浮世絵師・戯作者でもあります本名は「倉橋 格」小島藩の江戸藩邸があった小石川春日町にいたことからペンネームが「恋川春町」なんですね。

 綺麗な名前…

 「金々先生栄花夢」が江戸中期の大ベストセラーとなり「黄表紙」と呼ばれるジャンルが確立します。これ、絵が豊富な大人向けの本って感じですかねー。

 しかし後に出した「鸚鵡返文武二道」が寛政の改革でお馴染みの「松平定信」に睨まれて、呼び出しを受けるんですが、病気になって出頭しないで、隠居して死去してしまいす。

 タイミングが良過ぎるので、自殺なのか、自害させられたのか…

 松平定信って人も、戯作や浮世絵が好きな人だったんですけどね。

 いずれにせよ、郷土の文科系偉人の恋川春町。僕は二つ目に昇進した時、真剣に「恋川春町」を襲名するのを画策してました。

 恋川春町になっていたら、どうなってたんだろう…

 また会いに行こうーっと。

     春風亭昇太