ザブトン海峡・航海記

浜松城の石垣〜!

2015年8月28日

名古屋での独演会を終えて、ロケで浜松城に行った。
よく徳川家康の紹介で居城だった浜松城の映像がド〜ンと出てくるが、あそこに撮されているのは、石垣は家康の後に入った堀尾吉晴時代のもので。
天守閣は昭和33年に建てた資料館で、いわゆる模擬天守閣である。
じゃあ、家康時代の遺構はどこにあるかというと地下に眠っていて、昨年の発掘調査で家康時代の堀の跡が出てきて、今は保存のために埋め戻されている。
今回は堀尾時代の石垣の発掘がおこなわれていて、見事な野面積みの石垣が整然と姿を表していて、素晴らしかった。
全国に建てられた資料に基づかない、ナンチャッテ天守閣は沢山あって既に街のシンボルとなっているものも多いが、その城の本当の姿が、その建物によって別の姿に置き換えられてしまうのは歴史の改ざんだし、問題だと思う。
一連の浜松城の発掘調査は僕達や、何よりも浜松市民に本当の浜松城の姿を提示するという大事な調査であり、城郭ファンとしても大歓迎だ…
まだまだ地下に眠っているであろう遺構…楽しみだ♪
〓春風亭昇太〓