ザブトン海峡・航海記

朝日山城♪

2017年9月26日

 お城を長いこと見ていると、城に対する嗅覚みたいなものが身に付いてきますぜ。

 城の選地には法則があるので、地形や、山の形、そして雰囲気等で「ここは城だな…」なんて当てたり出来る。

 先日も、佐賀県の鳥栖市で番組のロケ中に地内の地図を見せられた時に、眼下を川が流れる独立丘陵を見つけて「ここは絶対にお城ですよ」と言ったらホントに城だった。

 
 いいぞオレ♪

 鳥栖駅の近くにある朝日山がそれで、朝日氏の居城から、筑紫氏の城になり、島津氏に攻められたりしている「朝日山城」だったが、この城は戦国時代にととどまらず。なんと、明治7年に起った内戦の「佐賀の乱」を「憂国党」と共に主導した「征韓党」が陣を張った場所でもあった。

 それだけ重要な場所にあるってコトね。

 
 行ってみたら公園化で歩道が出来てしまったりしていたが、見事な「堀切」が残っていて、写真の奥に向かってそのまま山の斜面を断ち切る「竪堀」になっていた。

 主郭の先には「畝状竪堀」がある。ちょっと判り辛かったが、それらしい竪堀の凹みを見つけたあたりでタイムアップ。残念ー。ロケ中だから仕方ないね。

 うーん。しかしお城は全国にあるので、どこに行っても楽しいなぁー♪

  春風亭昇太