筑前・花尾城〜
先日、北九州市で独演会があった。 独演会終了後すぐに帰り支度をしないと、羽田空港への便に間に合わないタイトなスケジュールだったのだが、コロナ禍で飛行機も減便となっていて、予定の便も欠航となり時間の余裕が出来た。 主催者さんが気を利かせてくれて「師匠。近くにお城あるので見てから帰りますか?」なんていってくれた。 コロナ禍の中でも、たまには良いこともあるものだ。 近所にあるのは「黒崎城」だという。黒崎城はあの黒田官兵衛の息子、黒田長政の築いたお城だが江戸時代になって開発で石垣などが利用されてあまり遺構の残りが宜しくないので「すみませんが花尾城に連れて行って下さい」とお願いして行ってきました〜 「花尾城」は鎌倉時代に宇都宮重業によって築城されて、その子孫である「麻生氏」の城となるが、大内氏や陶氏などの有力な勢力に影響されて、城主は交代したり、攻められたり大変な歴史がある。
で、弟子の昇羊と一緒に見てきましたが急峻な山城で花尾山城公園として整備されていましたが、坂道を行くのは一苦労。かなりの規模で、各曲輪も大きく畝状竪堀等見応え十分な城でした。 途中「古井戸」と呼ばれるUの字形の石塁があったんですが、これが何の遺構なのかよく分からなかったです。名称通りの井戸だとしたら。降った雨水などを井戸に効果的に集める為の施設?よく分からない?
「ニの郭」も不思議。他と比べると、ここだけが小さな曲輪で自然石に囲まれれていて、特別な空間に見えましたよ。
さらに進んで巨大な堀切にキャーキャー言っていたのですが、登りの時とは別ルートの登山道を下ったら、そのルートは閉鎖されていて道に迷い、もう一度元のルートを引き返す。というお疲れさんコースになってしまいました。
帰りの飛行機の時間もあるので、帰りは小走りで山道を戻ってヘトヘト! 体力落ちたなあ〜を実感した、花尾城見学になりました〜!
でも凄い堀切でしょう〜♬ 春風亭昇太