「畑谷城」に4号は行く
この仕事の依頼の時に「お城を案内しますからぁ~」と、ぼくにとって非常に有難いお言葉が…。
主催が「やまのべ落語愛好会」ということで、山形では一番行ってみたかった山辺町の「畑谷城」へ出陣じゃ♪
この「畑谷城」は城好きや研究者には、非常に評価の高い城で、先日「歴史読本」で対談した中井均先生の「日本の名城、都道府県別ベスト10」山形県の部では山形城に継ぐ、第2位に選ばれる程だ。
なんと言っても、その縄張りが面白い。
街道を取り込んでいる「畑谷城」は街道を城内に通す形で、主郭側にコの字型に開いた方形の空堀と土塁。
その山頂にポコっと乗った感じの「主郭部」
そして西側の尾根を断ち切り、そのまま南斜面の竪堀になる「三重空堀」(これを二重空堀とする説もあります)の3つが、大雑把な感じで、ボンボンと配置されています。
築城の常道にはない、珍しい形で。関東、東海の城を見慣れている城好きからすると、技巧的な感じはしないが、土塁や空堀の一つ一つが明瞭に残って、ほぼ完存している遺構は貴重だし、圧倒的な迫力がある!
キャーキャー言いながら遺構を巡り、特に西側の三重空堀にはウットリ。
バカの顔になっている(写メ1)は、その堀底。オマケに(写メ2)は堀と堀の間の土塁上から…両サイドが堀!わかる!?
縄張りの説明が分かりにくかったら、この城図(写メ3)を参考にしてちょ。
さらにこの堀の外側には、落とし穴のような丸い穴がポコポコと横一列に並んでました~♪面白い~。
歴史的にも「天地人」で一躍有名になった「直江兼継」や「前田慶次」が、慶長出羽合戦で最上氏を攻めた時に、圧倒的な軍勢でこの城を落城させ「撫で切り」(まぁ…女、子供も皆殺し)にしています。「愛」なんて兜かぶって、歴女から「兼継サマ~」なんて言われている直江さんも、エグイ事もしてますよ~。
かくして「畑谷城」について小冊子まで作って、懇切丁寧な解説をして下さった。後藤さんと役場の三浦さん、そして「畑谷城」の整備等にご尽力されている皆さんに、感謝しつつ、会場に…
♪また、山形のお客様がノリが良くってガンガン笑ってくれるので、楽しく演れましたよ♪
山形の皆さん、やまのべ落語愛好会の皆さん。ありがとうございました~♪