ザブトン海峡・航海記

春風亭昇太・天ヶ岳へ

2013年3月3日


さて伊豆の国市、韮山城調査同行レポート第二弾「天ヶ岳」である。
前記した韮山城の堀切の先に天ヶ岳が在る。
韮山の町にヒトデ(海の生き物だよ)のような形で尾根を伸ばしている、標高128メートルの山が天ヶ岳である。
この山頂部に天ヶ岳砦があり。そこから伸びるヒトデの足の先を、堀切で分断して、独立性を持った城郭として存在しているのが韮山城という訳だが、このヒトデの足の先にには韮山城以外にも「江川砦」「土手和田砦」「和田砦」がそれぞれ配置され、拠点である韮山城から見えない死角となる方面をサポートしている。
(写メ1・江川砦と天ヶ岳を分断している堀切。現在でも凄い堀切だが、当時はもっと深く、鋭かったハズだ!)
さて、いよいよ今回の調査で一番楽しみにしていた天ヶ岳だ!
こちらは、韮山城のようには整備されていないので、斜面をロープを頼りに進む。案内無しではちょっと不安になりそうな城跡だ。昔はこんな城跡ばかりで、よく行ったなぁ。
しかし…遺構は素晴らしい♪山が岩盤で出来ているために、普通の土の城と違い、土砂が流れにくいので残りが良い!
我々は天ヶ岳から伸びる細い尾根上を山頂に向かって進む。それは敵側の侵入ルートでもある。その先には尾根を断ち切る堀が待っていて、それが北条氏特有の畝堀になっているぞ!
(写メ2・堀切を上から見たところ。中央の木が邪魔だが、木の両サイドに、僅かに緑色に苔むした2本の畝が見えます)
どうだ!コレ!
…これは発掘や整備の結果ではない。400年前の人達の土木工事が、そのまま見られるのは驚くべき事だ!
そして、この先の尾根には、更に敵を阻む仕掛けが待っていた♪
…つづく