文楽~♪
毎日楽しく働いてますが、たまには息抜きも。昨日は、国立劇場で「人形浄瑠璃・文楽」を見てきましたよー。
開演前には、昨年53年ぶりに江戸時代から続く名跡を継いだ、吉田玉助さんのご案内で楽屋におじゃまして文楽人形を見せていただきました。
第三部「壇ノ浦兜合戦」で桐竹勘十郎さんが操る「阿古屋」を近くで見させていただきましたが、女形なんですが、かなりの大きさで大迫力!
写真は玉助さんの「秩父庄司重忠」こちらも立派ですねー。相当な重さがあって、持っているだけでも大変ですぜ。
壇ノ浦兜軍記では、重忠が遊女の阿古屋に恋人の平景清の居所を白状させようとするのですが、力ずくではなく、琴、三味線、胡弓の3種類の楽器を弾かせます。
まぁー、この弾いている姿の見事な事。ウットリです…
ホント、素晴らしかったです。日本に生まれて良かったー。
終演後は吉田玉助ご夫婦とイタリアンへ…こちらも美味しかった。
久しぶりの文楽。楽しかったですよー♪
春風亭昇太
ボクシングジムへ♪
写真
小吉の女房♪もオールドカーも♪
お正月の寄席の出番が終わりました。
お正月から毎日の高座。お正月は掛け持ちがあるので、日に4高座って日も。
まぁ、毎年の事なんでどうってことないんだけど、元気なうちはもうずっとお正月休みは有りませんねー。
高座だけでなく、いろいろやっています。
「小吉の女房」も始まりました。はじめての「語り」をやっています。
NHK BSプレミアム1月11日(金)夜8時より「小吉の女房」
是非、ご覧下さいー♪
1月26日にはテレビ東京で
土曜スペシャル「春風亭昇太が行く ! オールドカーの旅」
大好きな旧車で箱根を旅します。ひひひ…お城も…ナレーションは立川談春さん。落語ファンも必見ですぜ
そして只今、必死で台詞を覚えてます。あるドラマを撮ってるんですね。
情報開示がOKになったら、またお知らせしますね
台詞が専門用語が多くてしばらく大変だ。なるべく沢山寝て頑張ります。
皆さんもインフルエンザに気をつけてお元気でー
春風亭昇太
年始でやんす♪
年末でやんす
2018年も今日でおしまい。明日から2019年ですね。
なんだか今年は、忙しなくあっという間の一年でした。もう、いろいろ働きました。
ブログも後半はほとんど更新してなくてすみません。
いろんな仕事がありましたが、落語や、お芝居、ライブ。やっぱり生のお客さんの前での仕事が楽しかったです。
あっ、ドラマや映画もね。
さあ、来年も仕事があるなら何でもやって働きますよー。
皆様も良い大晦日、良い新年をお迎え下さい。
写真は、先日高知に行った時のモノ。仕事前に、高知城歴史博物館に行ってきました。何でかつーと、館内で流れている高知城のビデオ解説を僕がやっているからだ。
さすがに恥ずかしくて、離れて少しだけ見て他の展示を見てきました。
その後、高知城に行ったら、現存御殿の前でワシを発見しましたぜ。
そうだ、お城の仕事も面白かったなぁー♪
博多天神
「イーちゃんの白い杖」ナレーション
いただいた仕事は基本的に断らない。まぁスケジュールの事もあるので、断らないといけない仕事もあるんですが。なるべく仕事は受ける事にしている。
自分で考えている事なんてたいした事が無い。向かないと思っていても、やってみたら意外と面白かった…なんてことがあるからだ。
最近ナレーションの仕事が続いている。
原稿を画像に合わせて読むなんて、このカミカミ王子と言われている僕にはムカないとも思いながらもやっている…
先日はドキュメンタリー映画のナレーションをやってきた。
「イーちゃんの白い杖」は静岡県焼津市に住む、全盲のお姉さんと、重度の障がいをもつ弟。そしてその家族の20年間にカメラを向け、数々の賞を受賞したTVドキュメンタリーの映画化である。
僕みたいな薄っぺらい人間が、こんな仕事していいのか?と思いながら、映画を撮った橋本真理子監督と相談しながら、なんとかやってきました。
事前に原稿と映像を送ってもらっていたので、何度か映画を見ながら下読みをしていてたのだが、登場する人達がみんな静岡の人なんで、つられて僕もいつのまにか静岡弁のイントネーションになってしまって弱ったなぁ。
そして、あるシーンになると原稿が読めなくなる…どーしても泣けてきてしまうのだ。
本番のナレーション撮りの時も、そのシーンが来ると画面を見ないで、読み出しを教えてくれる赤いシグナルだけを見て原稿を読んでました。
ドキュメンタリー映画なんで、大きな劇場で大々的に上映される訳ではありませんが、まずは11月10日から静岡県内で上映して、順次県外へも上映の場所を広げていきます。
皆さんの街で上映の時は是非どうぞ。
春風亭昇太
ぐぁんばれーエスパルス !
仕事、仕事の毎日だけど、気になってしょうがないのが、清水エスパルスだ。
悪くはないんだけどなぁー。勝ち点が伸びない。
9月21日金曜日には、ホームのIAIスタジアムで19時30分からガンバ大阪戦がある。
当日来場者15000人にこの「オリジナルシャツ」が配布されるのだ。なかなかカッコイイぞ。
その日、青森から新潟に移動してお仕事の、僕の代わりに、皆さん。応援よろしくお願いしますー。
今年はスケジュールがなかなか合わなくて、ようやく行けると張り切っていたマリノス戦が雨で中止で行けなかった。キィー!
ホント、申し訳ないけど、9月21日にスタジアムに駆け付けて、コレ着て応援よろしくお願いしますー。
ガンバレー。清水エスパルス !
春風亭昇太
さくらももこ先生
諏訪原城を書き終えてテレビをつけたら、漫画家さくらももこ先生の訃報が報じられていた。
同じ清水市の出身で、ちびまる子ちゃんがコミックで出版されてすぐ、仲間から清水の事を書いている漫画があるよ…と教えてもらって書店に走って、街の事や水害の事など、同時期に清水にこんな子がいたんだなぁーと思いながら、懐かしく読んだものだ。
その後、アニメ化されて爆発的にヒットして、清水から凄い漫画家が出たんだなぁーと、周りに自慢しながら喜んでいた。
こんな仕事をしていたら、いつか会えるだろうと思っていたが、残念だ。
若過ぎると思いますが、今までの立派なお仕事を讃えたいです。
春風亭昇太
諏訪原城♪
以前伝えたとは言えども、やっぱり諏訪原城のことは書いておきたいなー。
駿河と遠州の境にあたるこの地では、武田と徳川が激しく激突する。諏訪原城もその攻防の舞台となり最終的に徳川の城になる。
少し前までは武田流の築城術で造られた城と言われてきたのだが、近年の発掘で武田氏が築いた城に徳川が大幅に改修を加えた、徳川の城であった事が解ってきた。
そしてその徳川の城の普請が凄まじい。高校生の頃初めて見た時に、小雨の中に浮かぶその空堀の凄さに呆然と立ち尽くした思い出がある。
その頃は木に覆われていた諏訪原城だったが、島田市が頑張って整備してくれて、とても見易い中世城郭になっていますよ。
深い空堀、明確に残る土橋や丸馬出し。超一級品である。
この城をこの地の中心にしようとしていた事は間違いない事だと思う。そこで気になるのが今川氏真の存在だ
今川義元が亡くなった事で求心力を失って弱体化する今川氏に、同盟の約束を破って武田信玄が攻め込んで来る。今川氏真は朝比奈泰朝が守る掛川城に逃げ込みますが、ここも徳川勢に包囲されるます。半年間も籠城した後、和睦して掛川城を開城しているが、この時の和睦の条件が武田を破った後の今川氏真の駿河国主復活だったという。
そして徳川家康は、諏訪原城を武田から奪取すると、ここを「牧野城」と改めて諏訪原城攻めにも参戦していた今川氏真を城番として入れている。
城を大改造して、わざわざ改名をして、そこに今川氏真の入城。この城を拠点にして和睦の約束を果たそうとしていたのではないか…?
その後、一年足らずで氏真は浜松に戻されてはいるが、凄い規模の諏訪原城の改修が必要だったのは、この地の元国主である人物が関わっているのではないか…なーんて思っちゃう程素晴らしい諏訪原城でした♪
丸馬出しに三日月堀と日焼け防止で農家のおばさんみたいになっているワシ。凄さが解らないと困るんで前に撮った写真もオマケ。カッコイイー♪
春風亭昇太
小山城の三重堀♪
先月、静岡県島田市にある「諏訪原城」のイベントに行ってきました。
以前もその見事さは伝えた諏訪原城。 毎回見に行く度に諏訪原城の凄さに、ワクワクが止まらないのだが、今回はイベントが始まる前に寄った、お隣の吉田町にある「小山城」のご紹介。
我が今川氏が(まだ今川義元気分が抜けていない…)衰退すると、北から武田氏、西から徳川氏が侵入して、大井川辺りの丁度駿河と遠州の境で衝突することにる。
攻防の舞台となったこの地域には、城好きにはたまらないイイお城か数多くあって、諏訪原城もその一つだが、小山城もイイ!
小山城は牧ノ原台地から大井川に張り出した舌状台地に築かれています。
小山城で検索すると、見事な天守閣が出てくるが、これは天守風の展望台。これはこれで市民のランドマークになっているだろうが、オリジナルの小山城の凄いのはコレではない。
展望台の前に小さな三日月堀があるが、これも復元されたもの。コレでもない。ここの西側にある絶品の三重堀だ !
この三重堀は素晴らしい。木に覆われていて全体を見る事は難しいが、木の間からはその見事な堀を堪能出来るポイントもある。
どうこれ。思わず唸る 一見の価値ある史跡ですよ。吉田町の皆さん大事にして下さいねー。
春風亭昇太
8月寄席ツアー♪
8月は寄席三昧。
8月の上席は浅草演芸ホールで「ニーオイランズ」
今年は吹いていて、あれっ音出てるなぁー♪ って思っていたんだけど、シークレットゲストで出ていただいたサックス奏者の中村誠一さんにも打ち上げで「前より出てるねー」って言ってもらって、ずっとニヤついてました。
来年も楽しみ…
で、中席が新宿末広亭の夜トリ。
この時期は、お盆休みで来てくれた、落語初めてっていうお客さんと、常連さんが混ざるのでネタ選びが非常に難しい。
絶対に楽しんでもらう…毎日、そんな気で高座に上がってましたが、こちらが楽しくさせていただいている感じで、乗り切りました。
今回はファンに助けてもらった感じでしたねー♪
ありがとうございました…
熱海五郎一座 ♪
梅干し ♪
熱海五郎一座の公演も中盤にさしかかっています。
毎日、機嫌良くやってますよー。
その最中も、Wカップの番組に出たり、笑点の収録したりバリバリ働いてますぜー。
そんな時に息抜きも大事。僕が自宅で出来る簡単な息抜きが料理です。手順を考え、パーッと作ると何だかスカッとする。
そろそろ何かやりたいなぁと思っていたら、知り合いの竹内サンの息子さんから♪ 梅干し作りのセット「梅子」を送ってもらった。
箱の中には、梅、塩、容器、爪楊枝、作り方が書かれた虎の巻が入っています。自分で用意するのは消毒用のホワイトリカーに霧吹きにラップくらい。
梅を洗って、梅のヘタを取ってホワイトリカーで消毒。梅を塩で揉んで、ホワイトリカーで消毒した容器に並べて、ラップした上から重石用に水の入ったペットボトルを乗せて翌日には「梅酢」が出てきます。
セットだから、凄く簡単。
この梅酢が、すごく良い香りがするー…♪
もう少し漬けて、梅雨明けに干せば梅干し完成。となるハズ。
最近蜂蜜に漬けた甘い梅干しが多くなったけど、やっぱり顔に中心に目や口がキューっと集まってきそうな、あの酸っぱーい梅干しが好きだ。
干すのも楽しみ。また報告します。
春風亭昇太
熱海五郎一座のお稽古
SWA残党♪
渋谷のさくらホールで落語会。共演者はこの二人、白鳥さんと、彦いちさんだ。
そう、SWAで一緒にネタを絞り出していた戦友である。
別に決めている訳ではないのだが、自然と新作落語のぶっつけ合いになった。
いゃあ、楽しかったなぁー。
終わってからは、こいつらが勝手に予約したオイスターバーに行きました。
人を財布代わりにするこの人達は遠慮が無い。牡蠣はもちろん、牛肉にシャンパンにワイン。
酔っぱらった白鳥くんはお店の人に「では、この肉に合うワインを持ってきて」なんて言っている。店の人が幾らのワイン持ってくるか分らないから、すかさずワインリストを奪って、自分で選んで注文。
酔っぱらっていて、全然味わって飲んでないのに、恐ろしい男だ ! (笑)
当然会計は私。
ううっ…高かったー♪
しかし、この人達と一緒にいると勇気が湧いてくるなぁ。後輩達が「兄貴、またやろうよ」なんて言ってるから、また、ナニかやろうかぁー…
春風亭昇太
自分で決めて
ブルースカイさん♪
先日、明治座で老舗ジャズバンド「ブルースカイオーケストラ」さんと共演してきました。
ジャズの演奏あり、落語あり、ジャズと落語のコラボありで楽しかった。
テーマは昭和ということで、古典落語の「二階ぞめき」の改作で、昭和好きの若旦那が二階に出来た昭和の街で大暴れ。
部屋にあるラジオやテレビのスイッチをひねるとブルースカイオーケストラさんの演奏で、懐かしいCMや番組のテーマソングが流れる…て感じ。
最後は僕もトロンボーンで一緒に演奏させてもらいました。
緊張したー
しかし、四月は事前の練習や稽古が絶対的に必要な公演が目白押し。で…休み無し。
キツい四月になってます。
まぁ、好きでやっている事なんで、頑張ろうー。
写メは稽古場で撮りましたよ。
原城 ♪
落語会で、南島原市に行ってきた。一緒に演った柳家喬太郎さん達は当日入りの、当日帰り。
だけど、僕は前日入り。今まで一度も行ったことない街なら当然ですね。
そう。お城を見に行くのだ !
南島原市といえば、超有名な「島原の乱」で一揆勢が立て篭った「原城」に有馬氏の居城「日野江城」
まずは、最近発掘調査が進んでいて、城郭研究の先生達から見学を勧められていた「原城」だが。その前に「南島原市有馬キリシタン遺産記念館」に行く。
ここにはキリスト教伝来から島原の乱にいたる、ご当地の歴史と原城、日野江城の資料が展示されている。時間が無いのでキリスト教の歴史は駆け足で、お城の資料の展示を見る。
ここには原城の発掘調査で出てきた十字架や、原城本丸大手門の石垣や地表面のレプリカがあります。一揆勢の遺体の上から石垣などで埋めたという、刀傷などが残る人骨の様子などが解りますよ。
そして、いざ原城へ。
原城は、有明海に突き出た台地の突端にある。日野江城の支城ということだが、城域はかなりの広さで、支城という雰囲気では無かった。それは主郭部分に行って、さらに強く感じる。
乱の後に破壊されているが、石垣を使用した大きな枡形や、櫓台があって、堂々たる近世城郭である。この主郭部はとてもじゃないが一揆勢の仕事ではないだろう。キリシタン記念館でも有馬氏の造ったものとの説明をうけたが、有馬氏の居城の日野江城に行って?マークが頭の上に一杯出てきてしまった。
…その?はまた後程。
発掘が進む原城。今後の成果が楽しみだ。
3万7千人と言われる一揆勢だが、女・子供を含め殺されて、亡骸は打ち捨てられてた城。
今はそんな惨劇があったとは思えない程、静かで穏やかな城跡でした。また行きたいなぁー。
写メは原城本丸から突き出た櫓台と、原城本丸に立っていた天草四郎くん。手を合わせて海を見ていました…
春風亭昇太
恋川春町
新宿に行って用事を済ませて、少し時間があったので新宿二丁目にある成覚寺さんに行ってきた。
末広亭も近いので、時間があると時々散歩がてら足を運ぶお寺さんだが、お目当ては「恋川春町」のお墓。
恋川春町は駿河小島藩の藩士。小島藩は静岡市清水区にあった一万石の大名です。一万石は大名の石高としては最小の石高ですが「年寄本役」で120石ですから、小島藩藩政の中心的な立場にもいた人でなんですね。
で、この人はお侍さんでありながら、浮世絵師・戯作者でもあります本名は「倉橋 格」小島藩の江戸藩邸があった小石川春日町にいたことからペンネームが「恋川春町」なんですね。
綺麗な名前…
「金々先生栄花夢」が江戸中期の大ベストセラーとなり「黄表紙」と呼ばれるジャンルが確立します。これ、絵が豊富な大人向けの本って感じですかねー。
しかし後に出した「鸚鵡返文武二道」が寛政の改革でお馴染みの「松平定信」に睨まれて、呼び出しを受けるんですが、病気になって出頭しないで、隠居して死去してしまいす。
タイミングが良過ぎるので、自殺なのか、自害させられたのか…
松平定信って人も、戯作や浮世絵が好きな人だったんですけどね。
いずれにせよ、郷土の文科系偉人の恋川春町。僕は二つ目に昇進した時、真剣に「恋川春町」を襲名するのを画策してました。
恋川春町になっていたら、どうなってたんだろう…
また会いに行こうーっと。
春風亭昇太