ザブトン海峡・航海記

投稿者: syota

博多天神らくご祭り

2022年11月8日

 恒例の博多天神らくご祭りに行ってきましたよう。

 亡き三遊亭円楽師匠のプロデュースで開催されていた日本最大の落語イベントで、東西の落語家が大集結しての催し物は、落語ファン開拓にも大きく関与したと思う。
 本当なら円楽師匠も出る予定だったのだが残念だった。

 落語会自体は大盛り上がりで、ノリノリの博多のお客さまにも随分助けてもらいました。
 来年も開催予定のお祭り。皆さんも是非どうぞ。
 写メは楽屋で会った、談春さん宮治くんです〜♬
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春風亭昇太

清水エスパルスが(涙)

2022年11月7日

 清水エスパルスが、札幌との激烈な打合いの結果J2への降格が決まってしまった。
 これでジュビロ磐田と共に静岡のチームが2チーム共J1からJ2に落ちることになってしまいました。

 今年はかなりの補強もして期待していただけに非常に残念。  ロスタイムに弱くて勝ち切ることが出来ない今年のエスパルスは、1勝すれば、なんとかなる、次の試合で勝てば降格圏内から脱出できるかも…その1勝があまりに、あまりにも遠かった。
 来季はJ2での戦い。J2は試合数も多く、移動も大変な過酷なカテゴリーだ。

 そして早くここからJ1に上がらないと、どんどんJ1に上がることが難しくなるのがJ 2。
 野球と決定的に違うのはココだ。今年も最下位だったなあ〜なんて言っても、野球は落ちることが無い。  しかし、Jリーグで今年も最下位だ。って言うのはJ 3まで落ちてるということなのだ。
 頑張れ清水エスパルス!
 エスパルスがJ2に落ちたってことはサポーターの応援が足りなかったって事でもある。来季も応援するぞ!頑張れ!清水エスパルス!
 オレも頑張るぞ!!   {CAPTION}

春風亭昇太

中世宇戸城〜♬

2022年10月27日

少し前の話ですが、熊本県宇土市に行ってきました。
 宇土市は初めて行く街。宇土市には小西行長が築いた「近世 宇土城」とそれ以前に築かれていた「中世 宇土城」が並んでいます。

 お隣さんなんで、近世宇土城のあとに中世宇土城も行ってきましたよ。

 「中世 宇戸城」は公園整備されて見易いです。主郭部分の門は復元されていました。門は両サイドの高みから狙われていて入った所で屈曲していて、なかなか面白い造り。 {CAPTION}

 そして堀なんですが、千畳敷と呼ばれる主郭の北側の堀にこんなになってました。
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 関東の中世城館を見ている人なら「!えっ、畝堀!」って思うかな。
 「畝堀」とは関東の後北条氏がよく使う工法で、堀を造る時に堀の中の一部を掘り残して障壁を作り、堀に落ちた人が横の移動が出来ないようにする堀なんですが、これは「小間割」と呼ばれる工区別けの跡か、掘削工程で出た工事途中の未造成で出来てしまったモノらしい⁈

 まだまだ知らない事が山ほどあるなあ〜

      春風亭昇太

あゝ…あの店が

2022年10月21日

 きょうもお仕事で新幹線です。

 朝早く東京駅に着いて、発車したらお昼前まで車内なので腹ごしらえだ!
 そう思って18.19番ホームに行く。そう、ここには立ち食い蕎麦屋さんの「グル麺」があるのだ。
 いつも「グル麺」って誰が考えたネーミングなんだって思っていた、憩いの場所「グル麺」
 しかし、開店しているはずの時間なのに店に灯がついてない。

 そして目に飛び込んでくる「閉店」を告げる文字…

 高校生の頃から立ち食い蕎麦屋さんが大好きで、前座の頃は立ち食い蕎麦があったから生きていけたようなもので、今でも愛してやまない存在。
 そして、この「グル麺」は東京駅新幹線ホームにある唯一の立ち食い蕎麦屋さんなんですよ。僕も何度お世話になったことか…

 閉店の理由は分からない…コロナ?小麦の価格上昇?

 きっと東京駅ホームに店を出すのは料金も高いのだろうと、食べる時は胸焼けしている時だって「かき揚げ蕎麦」を食べていたのに…

 さようなら「グル麺」  ありがとう「グル麺」
 そして他の駅のホームにある立ち食い蕎麦屋さんよ…永遠に!
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閉店した「グル麺」なんだか寂しそう…俺も寂しいぞ〜  
春風亭昇太

「バリカンとダイヤ」

2022年10月20日

 昨夜は中野ザ.ポケットに「道学先生二十五周年記念公演、バリカンとダイヤ」を観に行った。
 道学先生は、演劇「ザ、フルーツ」の作.演出そして舞台でも一緒だった中島敦彦くんが座付作家として何本もの名作を作ってきた劇団で、やはり「ザ、フルーツ」で一緒だった飲み仲間、井之上隆志くんも良く出ていた、大好きな劇団だ。

 今回も記念公演ということで、中島敦彦作品「バリカンとダイヤ」の公演で、中島敦彦作品に流れる、人の歪んだ部分と優しさが見事にブレンドされていて、見終わった後の心地良さが素敵だった。

 中島敦彦くんや井之上隆志くんが亡くなってから何年か経ったが、こうやって作品で出会えるのは仲間としてとても嬉しい。

23日までやっています。興味のある方は是非是非。
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春風亭昇太

レコード♬

2022年10月15日

 音楽をレコードで聴くのが大好きです。
 アナログレコードの音の柔らかさと、深みはデジタルでは出せない味わいがありますね。
 最近、ジャズドラマーの高橋徹くんが「サンスイ」の古いアンプを見つけてくれてネットオークションで落としてくれたので、そのアンプに変えたら良い感じになったので、夜な夜なレコードを聴きながらご機嫌になってます。
 で、先日中古レコードを買いに行ったら、なんと「落語」の売場にニューオイランズのLPが売られてました!なんと3000円!
 できたら「落語」のコーナーじゃなくて、手前の「Japanese punk」の所に置いて欲しかったな〜。
 レコードはしばらく晒しておいて、3ヶ月後に行って売れてなかったら自分で買います〜♬
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春風亭昇太

帰り〜

2022年10月7日

 またフェリーに乗って帰りましたが、帰りは波も無く穏やかな北海道の海で、弟子の昇羊も元気だったので、つまらなかったなぁ〜♬
 こんな感じで帰りましたよ〜
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春風亭昇太

礼文島その2

2022年10月5日

 船酔いの昇羊を尻目に礼文島の上陸。お隣に利尻島という島があるんですが、前回の写真に写っていたとおり利尻山と呼ばれる1721メートルの高い山がありますが、礼文島は緩やかな山波が続いていて、近くの島なのに風景が違いますね。
 お仕事の方は「島をあげてのバラエティショー」ってタイトルで1部はモノマネに中国古来の芸能「変面」にテツ&トモ。
 もう賑やかなこと、賑やかなこと。これを2時間演った後に2部が落語の独演会です。  弟子の昇羊は15分くらいで降りてきちゃうし、もう大変!
 久しぶりに厳しい環境で頑張ってやりましたよう♬
 帰りのフェリーでは島の人たちに見送ららて嬉しかったです。 {CAPTION}

 
春風亭昇太

礼文島〜♬

2022年10月2日

先日、北海道の礼文島に行ってきましたよ。
 礼文島は2回目。と言っても今から30年位前の事です。
 稚内に入ってたんですが、その日は波が高くてフェリーが出ず稚内泊り。公演当日の朝に礼文島に入りました。
 先日の風の影響で一緒に行った昇羊は船酔いでグッタリ。写真の昇羊の顔色の悪いこと〜♬ 指差しているのはフェリーから見えた利尻島ですよ〜
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春風亭昇太

亀ヶ崎城〜♬

2022年9月24日

 酒田市での落語とJAZZのコラボ楽しかったです。  せっかく産まれてきて、こんな仕事やっているんだから、なるべく色んな事に手を出して人生を楽しむ!っていうのがボクのテーマです。  今回も楽しかった!

 さぁ、楽屋に入って打ち合わせも済ませたら、時間もあったんで。
 そんな時は史跡散歩!近くに「亀ヶ崎城跡」があったんで行ってみました♬

 ホールから歩いて数分で到着。
 酒田市は古来より庄内地域の流通の中心地で、そんな美味しい場所は紛争が絶えず「大宝寺氏」に「最上氏」「上杉氏」といった強力な大名が介在して色々大変!
 最終的には庄内藩主になった「酒井氏」の居城は「鶴岡城」。  本来なら一国一城制なんですが、重要地点という事だろうか、この「亀ヶ崎城」も存続して使われていました。
 現在は酒田東高校と隣接する亀城八幡宮の間に百数十mにおよぶ見事な土塁が残されていましたよ。
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春風亭昇太

落語とジャズ♬

2022年9月20日

 先日、山形県酒田市に行ってきました。
 酒田市出身で、ニューオイランズのドラムもやってもらっている、ジャズドラマーの高橋徹さんに頼まれての企画が「落語&JAZZ LIVE」で、ニューオイランズのトランペッター三遊亭小遊三師匠と一緒に行ってきましたよ〜
 ご機嫌なJAZZ演奏には、小遊三師匠と共にボクもトロンボーンで参加してきましたよ〜。  
 楽しかった〜!音楽は良いね〜♬
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春風亭昇太

新宿末広亭昼トリ

2022年8月18日

 浅草のオイランズが終わって、すぐに新宿末広亭の昼トリやってます。
 この時期は実はネタ選びが非常に難しくなります。夏休みのお客様は、初めて寄席に足を運んでくださった方、常連さんに、休み中の子供たちと多種多様。
 初めての方には笑点のネタも出さないといけないし、お子さんがいるから難しい話や色っぽい噺は不向き…
 なるべく分かりやすくて明るいネタを選んで演ってます〜
 さぁ、きょうは何をやろうかな〜
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春風亭昇太

オイランズ♬

2022年8月11日

浅草演芸ホールのオイランズの演奏も終わりましたよ〜。
今年は新曲で、NHKの朝ドラでも有名になったジャズのスタンダード「サニーサイドオンザストリート」を小遊三師匠の歌と共に演奏しました。
面白かった!
浅草演芸ホールでの演奏は終わりましたが、僕はこと後何回かジャズイベントでトロンボーンを吹くことになってます。 練習しなくちゃなぁ〜
トランペッター三遊亭小遊三師匠、ドラマー高橋徹さん、トロンボーンの僕ちん。 {CAPTION}

春風亭昇太

清水で釣り♬

2022年8月8日

 さぁ。SWAが終わったら昇太、白鳥、彦いち3人で新幹線に飛び込んで静岡へ向かい、在来線に乗り換えて故郷の「清水」に到着!
 3人で清水で乾杯!

 そして、朝から清水港で釣り〜♬
 船を出してくれる方がいて波静かな清水湾内で創作戦士達は羽を休めるのだ!

 連れて行ってくれた方達は釣果の様子をみるために、わざわざ数日前に釣ってくれていて「キスがもう要らない!」って程釣れますよ〜って言ってくれたんだけど、30分違っただけで変わるのが海の中の様子…
 この日は、釣れませんでした〜♬

 子供の頃ギンダベラって呼んでいた魚はバカみたいに釣れるんですがキスタイムはとうとう来なくて午後に竿を納めました。
 それでも何匹か釣れた美味しいお魚を持たせてくれて、静岡駅の美味しい居酒屋でアジフライつまみに3人で乾杯して帰ってきましたよう〜。
 あー楽しかった♬また行こう!
 お着物を着るお仕事なんで日焼けしないように完全武装!  中東の女性みたいな格好で釣りしてました♬
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春風亭昇太

SWA 古典アフター

2022年8月7日

でSWA(創作話芸アソシエーション)やってました。
古典落語の続きを創るという企画で十数年にやった再演になります。

三遊亭白鳥「かわうそ島の花嫁さん」 柳家喬太郎「本当は怖い松竹梅」 林家彦いち「厩大火事」 春風亭昇太「本当に怖い愛宕山」
でした。古典落語はよく出来ています。それを本当に分かっているのは実際に落語を書きたことのある新作派の人達だと思っていますが、この「続き」を創るっていうのが本当に大変で凄く苦労しましたが、やりがいのある良い仕事になりました。
写メは楽屋でウダウダする彦いち、喬太郎両氏です。
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   春風亭昇太

第一回日本城郭協会大賞〜♬

2022年8月7日

ここんところバタバタしてまして、しばらくぶりですみません!
最近の出来事をザーッと振り返りますね。
4月6日は4.6で「城の日」なんですね。この日に今年から日本城郭協会さんが、城郭文化の振興に貢献した団体や個人を表彰することになり
 第一回 日本城郭協会大賞に 「大東市、四條畷市」
 第一回 日本城郭文化振興賞 「鎌刃城 番場の歴史を知り明日を考える会」
 で…  第一回日本城郭文化特別賞 「春風亭昇太」
顕彰理由として
「春風亭昇太師匠は「お城EXPO」への第一回からの出演や各地におけるお城イベントへの積極的参加、また新聞、テレビなどマスコミでお城の魅力ので発信を続けており、多くの人のお城への関心を高めている。特に戦国時代の山城の魅力をやさしく、楽しく、面白く全国に発信されている意義は大きい。

ということで賞をいただきました。 しかも第一回で選んでいただき恐縮してます!嬉しいです!!
 本当は4月にいただいていた日本城郭文化特別賞なんですがスケジュールが合わず、先日7月10日に表彰していただきました。
 これからも大好きなお城の広報員となって、あっちこっちでお城の話をしまくります♬
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お隣のラフな感じの方が、よく一緒にお城に行っている城郭研究家の加藤先生です〜
皆さまありがとうございました。  

七夕まつり

2022年7月12日

 先日、7月7日に東京亀有リリオホールで独演会がありました。
 もう何度もやっている独演会ですが、その時に好きな話をやる!というのがコンセプトの独演会なんで楽しくやれて好きな会の一つでもある。

 ホールに入って楽屋の前のケータリングの横に「笹飾り」が置いてあって、そうか…きょうは七夕さまだ。なんて思いながら短冊の願い事を見たら「大きな魚が釣れますように。 彦いち」と書いてある。
 なんだコレ⁉︎って思ったら前回に来た落語家さん達が書いておいてくれたそうだ。
 「昇太師匠にオイスターバーに連れていってもらいたい  白酒」
 「昇太兄さんに高級お寿司をご馳走になれますように  白鳥」
 こんなの七夕の願い事じゃなくて、ただのメッセージだ!だいたい白鳥くんに高級お寿司なんて食べさせても味が分からない人なんだから無駄!  昔我が家で、日本酒の「十四代」って良いお酒に柚木を混ぜて、サッパリして美味い美味い!って飲んでた奴だ。
 高級寿司は無駄!回転寿司で勘弁してもらおう〜♬
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春風亭昇太

バンガローにて♬

2022年7月10日

  さて、熱海五郎一座の千秋楽の翌日「八王子城」に行き、山中四時間の中で地下足袋2号が壊れたりしたその日は、まだまだ終わらないのです。

 14:30くらいに八王子城見学が終わり、そのまま電車に乗って大学時代ので仲間が待つ貸バンガローへ!

 仲間と一緒にバンガローに泊まってバーベキューでもしながらビールでも飲もう!って計画があったんです♬

 先に着いていた仲間が火を起こしておいてくれたので早速料理だ!メニューはカルボナーラ。魚介のバーベキュー。ビーフシチュー。
 汗だくだったお城見学の後シャワーを浴びてサッパリした後のお酒の美味いこと♬
 料理も上手く出来ました。

 翌朝は炊き立てご飯の卵かけ御飯。前日の残り野菜のお味噌汁。

 飯盒炊飯での炊きたて御飯はどうやったって美味い!思い出話で飲むお酒も最高!
 また行こう♬
本物のオッサン達2名はこんなに可愛い人達じゃないよ。 {CAPTION}

春風亭昇太

さらば地下足袋2号!

2022年7月8日

  僕がお城に行く時は、地方公演などがあった際に早めに現地に到着して、ホール入りの時間までの時間を使って見学する事が多い。
 そうなると着物が入ったカバンにトレッキングシューズを入れて移動したい所だが、このシューズってやつがかなりのスペースを取るので、トレッキングシューズの代わりに「地下足袋」をたたんで持ち歩いている。

 これ凄く軽くて動きやすくて、便利なんですね。

 …そしてそれは八王子城を見学中の出来事。

 八王子城の太鼓曲輪を歩いていると急に右足に違和感を感じて歩きづらくなった! 「なんだ⁉︎」と足を見ると地下足袋の裏に貼ってある滑り止め。靴で言うならアウトソールが剥がれていた。

 実はこの部分が剥がれかけていることは知っていたので、新しい地下足袋を注文していたのだが間に合わず、そのまま持ってきていたのだが、ついに壊れてしまったのだ。

 この地下足袋は2代目の地下足袋で、僕の、まさに足となって数々の名城を踏破し、コハゼ部分で2度もマダニの侵入を防ぎ僕を守ってくれた良い奴だ!
 苦労を共に戦ってきた名脇役の地下足袋。寿命が尽きたのが名城八王子城でコイツも満足だったろう…

 ありがとう!地下足袋2号!今までよく耐えてくれました。ろくなメンテナンスもしなかったワシを許してくれ。迷わず成仏しろよ〜!
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ベローンと剥がれた裏だよ。
 さようなら地下足袋2号よ…

春風亭昇太

八王子城〜♬

2022年7月7日

 熱海五郎一座が終わった翌日、お城仲間のお誘いを受けて「八王子城」に行ってきましたよ。

 八王子城は北条氏康の三男「北条氏照」の居城です。戦国時代に関東に広く領土を広げた北条氏康は息子達に各地域を任せて領国経営をさせますが、西関東方面の軍団長が北条氏照です。

 八王子城は東京屈指の大城郭で、現在でも良く遺構が残っていますよ。
 まずは太鼓曲輪を中心に尾根を断ち切る大きな「堀切」を見てきました。
 その後も山中四時間ひたすら歩いて八王子城を満喫しました♪    ヘトヘトだったけど、お城となるとまだまだ体力あるなあ〜っと自分に感心した1日でした〜♬ {CAPTION}

日本兵みたいな帽子のワシ。
春風亭昇太