ザブトン海峡・航海記

投稿者: syota

研究と気魄

2022年1月15日

 先日、落語や演劇が大好きなお友達と食事に行った。  お蕎麦屋さんでツマミ食べながらお酒を飲んでいる時に「昔、昇太さんに落語に必要なモノは何か?という質問をしたら、研究と気魄!と答えた…」って話になって、確かにそう言ったの覚えているし、それが必要だと思っているんだけど、じゃあ最近の自分はどうだろう…? と考えたら自分で言っていた「研究と気魄」が足らない。
 他の仕事も忙しいし、コロナ禍で高座数が減ってるのを言い訳にして、落語の研究が足らないし、気持ちも衰えているなぁ〜と反省してます。
 もう少しシャンとした春風亭昇太を聞いてもらえるように、頑張りますよ。
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春風亭昇太

映画「氷の花火」

2022年1月13日

ドキュメンタリー映画が大好きなボクですが、少し前にあるドキュメンタリー映画の制作のお手伝いをしました。
それが、世界的に活躍した伝説の日本人モデル「山口小夜子」さんの「氷の花火」なんですが、この映画が再び上映される事になりました♫ 代官山に昨年オープンした「シアターギルド」での上映です。
シアターギルドさんは独自開発のヘッドフォンで鑑賞する映画館です。
映画はとても良い内容なんですが、エンドロールに映画の内容には何の関係もないボクの名前が流れます!乞うご期待!
上映は、下記の予定
theaterguild.co/movie/detail/frozenfireworks/

春風亭昇太

今年も七草粥〜♫

2022年1月8日

さあ1月7日です。 お正月から連日、池袋演芸場と末広亭の掛け持ちしながら仕事しています。  そろそろ疲れが出る頃にお粥は有り難いですよね。
 今年も岐阜県可児市さんから七草粥セットを送っていただきましたよ。
 セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
 これで一年無病息災で過ごせそうです♫ {CAPTION}

春風亭昇太

2022年1月6日

 本日東京は雪がパラついてます。静岡生まれで、小学校5年生の頃まで雪を見たことが無かったボクは雪なんか積もったら何も出来ません!  雪の多い場所にお住まいの皆さんは大変ですね。  このまま降ったら明日は道路が凍ったりして大変だな〜。皆さんもお気を付け下さいませ!
干柿はイイ感じになってきましたよ♫
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春風亭昇太

初席〜

2022年1月4日

皆さま。明けましておめでとうございます。 新しい年になりました。2年間ほどコロナで大変でしたが、今年は良い歳になると良いですね。
 僕はお正月から池袋演芸場と新宿末広亭の掛け持ちで毎日高座を務めています。  高座時間は短いですけど楽しくやっていますよ〜  今年も宜しくお願い致します♫
写メは池袋演芸場の太鼓部屋です〜
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春風亭昇太

明けましておめでとうございます

2022年1月1日

皆さま、明けましておめでとうございます。
新しい年になりました。東京は晴天!良いお正月になりました。
 で、昨日料理をしていて里芋を冷蔵庫の野菜室から出したら…こんな子がいました♫ {CAPTION}

面長のミッキーのような、ムーミンのスニフのような〜 里芋にも人を笑わせる能力があるんだから、僕も頑張ろうと思いましたよ〜
この後この子は無事に僕のお腹におさまりましたとさ。
今年もよろしくお願いします。
春風亭昇太

六角精児バンド

2021年12月30日

 昨夜、下北沢で六角精児バンドのLiveがあってゲストで出てきました。  六角くんとは芝居「ザ・フルーツ」で時代に乗り遅れたグループサウンズのバインのメンバー役として一緒に舞台に立って以来、飲んだりバンドやったりして、良いお仲間になってます。  で今回は六角精児バンドのお手伝いです。  六角精児バンドとして何枚もCDを出して音楽活動している六角くんですが、最近僕が歌詞、六角くんが作曲して何がやろうと言う事になりまして、今回も「アルコール賛歌」「西日」の2曲を昇六コンビで作ってライブでも発表しました。  なかなか良かったですよ〜♫
 いやあ音楽は楽しいね。今回は小さなLライブハウスで客席数も制限しての開催だったのでお知らせもしなかったですけど、機会があったらまたやりますので、是非聞きに来て下さいませ〜
さあ今年もあと1日。いろいろお世話になりました。 ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
良いお年を♫
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春風亭昇太

名古屋で

2021年12月25日

 昨夜は「大名古屋らくご祭」でこの4人の落語会がありました。  SWAでは無いのですが昼は古典、夜は新作と、このメンバーならではの公演が出来ましたよう。  相変わらず白鳥くんがいるとマクラのネタには困らず白鳥トークでウケました♫
 来年もこんな感じで出来ると良いなあ 喬太郎、わし、彦いち、白鳥さん達でございます。  しかし、この4人ってクリスマスぽく無いなあ〜
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春風亭昇太

干柿〜♬

2021年12月14日

 千葉からシブ柿を送ってもらいました!シブ柿なんて、そのまま食べられません。そうなれば当然「干柿」ですよ〜♬
  干柿の手順はそんなに難しくはありません。まずは皮を剥いて紐に繋ぎます。 {CAPTION}

そのあと熱湯に5秒ほどつけて消毒します。 あとは風通しのと陽当たりの良い所に干すだけです。 {CAPTION}

柿を干した途端、東京なのに田舎っぽい風景になったなぁ〜
来年には食べられるようになりますよ。楽しみ〜
春風亭昇太

円丈師匠のこと その3

2021年12月12日

 話しが逸れてしまったが、とにかく僕は大学を中退して春風亭柳昇の弟子になった。 当時前座が少なくて休みも無く一年中働いていていたし、もちろん前座がよその協会の真打の落語会に遊びに行くなんて事は出来なかったので、円丈師匠との一方的な接点は消えるのだが、前座も終わりかけの頃に実験落語会の前座でジャンジャンに呼ばれた。  もう嬉しさ爆破だ!タイトルは忘れたが、ボクシング人気を上げるために関係者が話し合うという創作落語をやって、そこそこウケたが、その事よりも終わってから円丈師匠から「ボクシング好きなの?」って声をかけてもらって嬉しかった。それだけで嬉しかった。  その後も新作落語の落語会に呼ばれるようになり、円丈師匠の落語に触れる度に、その落語の舞台設定の多彩さと、作品量に圧倒される事になるのだが、そういった会に「呼ぶ」という事が円丈師匠の創作落語活動の基軸の一つでもあったのだと思う。創作落語家を一人でも多く育てる。という事を円丈師匠は一貫してやり続けた方だった。  当時の落語界の中で創作落語は亜流扱いで、落語は「古典落語」の事を指していて、新しい落語を書いている人達は「しっかりした古典落語が出来ない人」という扱いだった。しかし三遊亭圓生師匠の元で古典落語を学び、古典落語家として将来を嘱望されていた円丈師匠は、新作は古典が出来ない人達が演るものというイメージを簡単に1人で乗り越へ、さらに当時の創作落語の状況を打開する為に自らの創作活動に加えて、それに携わる落語家の数を増やす…ということが大事だと考えてたんだと思う。  その為には三遊亭とか、柳家とか、落語協会とか芸術協会とか関係なく、創作の同志となりそうな人に声をかけ、多くの落語家を創作活動の道へといざない、創作落語家の人数を増やそうとしていてたまたま僕もその中の1人ということ。
 道なき道を行く円丈師匠は、その道を別の人にも歩かせる事で、獣道を作り、その獣道をさらに歩かせる事で、人が歩ける道へと変化させようとしていたのだ。  旺盛な創作意欲と長期的な戦略を持って落語の新しい可能性を切り開いた円丈師の業績は落語史に残るものである。現在の僕達はその円丈師匠の作った道を歩いている。創作落語の象徴的存在であった円丈師匠を失った僕らに出来る事はその道の先を創作落語という新しい靴を履き、胸を張って堂々と歩続けていくことなんだと思う。
円丈師匠 ありがとうございました。
春風亭昇太

円丈師匠のこと その2

2021年12月11日

 初めて観た時の衝撃から円丈師匠の高座をよく聞きに行った…こんな事書くと必ず、じゃなぜ円丈の弟子になってないんだ!なんて人がいる。  弟子になるなんてそんな単純なものじゃ無い。人生を左右する弟子入りはもうちょっと複雑なのである。
 細かいところは省きますが、落語は奥深いって事を教えてくれた円丈師匠の高座を観てから、様々な落語家さん達を観に行くようになって、春風亭柳昇を知る事となる。  僕の師匠も衝撃だった!それは「語り」である。落語独特の落語口調というものが曖昧な定義ではあるが存在していて、古典落語を三遊亭圓生師匠の元で学んでいた円丈師匠にも当然それはあるのだが、柳昇はごくごく普通人の語りだったのだ。一部の人には柳昇の語りを「素人口調」なんて言って揶揄されたが、噺家っぽく喋ればプロだなんて、それこそ素人の言う事である。  しかも面白い事を言ってないのに面白い。という芸界では「フラ」と呼ばれる独特の面白味があり円丈師匠とは別の魅力があった。  円丈師匠に作品の設定の自由を。柳昇には語り自由を教えていただいたのだと思っている。  そして静岡生まれで、江戸の世界や東京の粋なんて分からないボクにはこっちだ!って思い、春風亭柳昇一門に入る事になる。(柳昇を選んだ!って言っても入れるものでも無い。あくまでも入門は取ってくれる師匠次第である)  そしてその選択は絶対に間違っていないなかったと確信している。
 事実、後に円丈師匠は「昇太くん、噺家になるとき、円丈の弟子になろうか一瞬だけ迷ったことがあったみたいだけど、これは柳昇師匠で正解だった…」と言ってくれている(円丈著、ろんだんえん より)  でも、円丈師匠に入門していたら、どんな春風亭昇太になっていたかには興味はあります。  …入門してたら春風亭じゃないか。
 …つづく…
入門したばかりの僕と師匠。
春風亭昇太

三遊亭円丈師匠のこと

2021年12月10日

 三遊亭円丈師匠がお亡くなりになった。  このブログには楽しい事しか書かないと決めていたんだけど、どうしても書いておきたいので、円丈師匠の事を書きます。
 僕が円丈師匠を知ったのは、東海大学の落語研究部に入って落研の仲間に「東京乾電池」の公演に誘われた時だ。落研なのに落語に限らず面白そうなモノは見に行く…当時の東海大学の落研には、そんな空気が流れていた。  当時渋谷公園坂にあった「ジャンジャン」という小ホールは熱気溢れる文化の発信地で、演劇、ミュージシャン、落語、様々な団体や個人がここでそれぞれの表現をしていて、その一つが当時まだ高田純次さんもいた「東京乾電池」だった。  近距離で柄本明さん、ベンガルさん、綾田俊樹さん達の息遣いもダイレクトで伝わる贅沢な舞台を楽しんで、終演後、公演パンフレットに来月の公演ラインナップで見たのが「実験落語会」
「実験落語会」なんて魅力的なタイトルだろう。今でこそ不思議なタイトルの多い落語会だが、この頃こんなタイトルを出す落語会なんて無かったので、とても印象的だった。  そして、翌月に行った「実験落語会」は凄かった。それまで聴いていた落語とは別物で設定、登場人物、全てが自由で、痛快だった。…そう「痛快」って言葉が一番合ってたと思う。  しかも当時の三遊亭円丈師匠はその落語会で2席も新作落語を演じていて、もの凄い迫力だった。
 それまでの僕にとっての古典落語は遠い江戸の世界で、新作落語で描いている世界は昭和40年代くらいのイメージで、どちらも今生きている僕の世界とは少し離れた存在だったのだが、円丈師匠の落語はそうではなく、まさに今生きている時代の落語で衝撃だった。
 それ以来「東京乾電池」と「実験落語会」を中心に様々なライブを観るためにジャンジャンに何度通ったものか…
  …つづく…
 ジャンジャンの看板。
今思えば、渋谷の一等地にキャパ200程の、どちらかと言えばアングラな劇場があった事が信じられないくらいだ。
春風亭昇太

J1の清水エスパルス!

2021年12月5日

ひゃっほ〜♬ やりました!清水エスパルスがJ1残留を決めました!
も〜〜〜。心配したよ〜〜 でも最後は三連勝で14位!やれば出来るんだよ!平岡監督ありがとう〜
 しかし最近、残留争いを毎年やってるなぁ。もう少し上で争って欲しいものだけど、勝っている時は選手のおかげ。負けている時は応援が足らないからだ。と思うようにしてますよ。  確かに今年はスタジアムに全然行けなかったからなあ〜反省。
来年も頑張れ!清水エスパルス!
写メは以前行って勝った時の、嬉し過ぎてるバカ顔!応援の時にだけかけるオレンジ眼鏡だよ♬
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春風亭昇太

プーク人形劇場

2021年12月3日

 ちょっと前の話になりますが、新宿のプーク劇場に行って落語をやってきました。  プーク人形劇場は新宿駅の近くにある日本初の人形劇専門の劇場。  プーク人形劇団はこの名前を初めて聞く人でも、見たことが無いって人は多分いないだろうというくらいNHKの番組や舞台などで活躍している人形劇で、戦前の治安維持法では逮捕者が出て活動休止を余儀なくされ、戦後ようやく活動を再開した歴史を持つ骨太の人形劇団で、普段は子供や大人に夢を与える人形劇の公演を重ねているが、他にも貸しホールとして色々な公演が行われている。  で、先日の新作落語の会。
 プークでは何年も三遊亭円丈 師匠を中心に公演がおこなわれていて僕も昔は時々出演していたんだけれど、今回は超久しぶりの出演になった。  ホント、久しぶりだったんだけど、雰囲気がとても良くて雰囲気が良くて、気持ちよく演れました。 {CAPTION}
 写メは右から弟弟子の鯉朝さん、ワシ、マスクの夢月亭清麿師匠、三遊亭ふう丈さん♬
春風亭昇太

柳昇一門会

2021年11月29日

 昨日は武蔵野市で「春風亭柳昇一門会」がありました。  武蔵野市に自宅があった師匠の家に行く時には吉祥寺駅からバスに乗らず、わざと吉祥寺サンロード商店街を歩いてからバスに乗って行ったものだ。  お金も無いから何も買い物しなかったけど、なんとなく賑やかな道を歩くのが楽しかったからね〜
 そんな思い出のある吉祥寺で一門が集まっての落語会。一門は40数名いるので全員舞台に上がれるわけじゃないけど呑気で楽しかった。    写メは楽屋でワシ。柳之助さん、昇々、柳好さんです〜
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春風亭昇太

ごめん、また反転

2021年11月27日

で、コイツがアイゴ。ヒレに毒があるけど、食べると美味しいらしい。
一回挑戦してみようかな〜
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春風亭昇太

釣り〜♬

2021年11月27日

 客員教授公開授業でクタクタに疲れた僕は、次の日同じ「清水マリナート」大ホールでの「清水にぎわい落語まつり」の前に、少しだけ早起きして清水の港で釣りをしてきました〜。  久しぶりの釣りは呑気に港から糸を垂らして五目釣り〜。清水港は小学生の頃に仲間と釣りをした遊び場です。  天気も良くて、魚も釣れるんだけどアイゴばっかり。コイツは背びれ等に毒があって、触ると危ないです(汗)他にもメジナやベラが釣れたけど皆んなリリース。  軽く遊んで楽しかった〜。  釣りは楽しいなあ〜♬ {CAPTION}

春風亭昇太

特別公開授業

2021年11月26日

 東海大学客員教授の春風亭昇太さんは、先日静岡県清水区で就任記念の特別公開授業をやってきました。  落語会でもよく行く清水マリナート飲んでると会場は前は大学生、後ろは関係者と一般の皆さん。  何をやればよいのか分からないので、とりあえずどちらにも関係ある清水の郷土史とお城について話してきました〜。
 いやあ、ウケないウケない!まぁウケること言ってないから当たり前なんだけど、笑いが起こる事で話のリズムを取っている僕としては、話し辛い事このうえない。  でも、話す時にはかなり勉強してからじゃないと教壇に立たないので、今回もずいぶん調べものや勉強しました。  自分の為にもなるので、来年から頑張ります。  でも、ウケない事に慣れちゃったら、どうしよう!
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春風亭昇太

SWAクリエィティブツアー.シアタートップス♬

2021年11月17日

 11月15.16日に新宿シアタートップスで「SWAクリエィティブツアー」の公演がありました。  シアタートップスは小演劇の聖地。僕も2009年に芝居「風のオルフェウス」(ラサール石井作.演出)で演劇に初出演し、同年閉館する事になった際の、さよなら公演にも落語で出演した思い出の劇場だ。  そして今年、本多劇場グループがシアタートップスを再開してくれて、今回SWAの公演で久しぶりのトップス出演となった。
 今回は過去作品をリニューアルして川にまつわる四つの話が少しづつリンクするタイトル「川のながれに」  ネタは三遊亭白鳥「青畳の女」柳家喬太郎「やとわれ幽霊」林家彦いち「身投げ自演」春風亭昇太「明日にかける橋」でした。  うまくまとまって良い公演になったと感じています。    キャパ150ほどの小さな劇場でお客さんの反応もストレートに返ってきて気持ちが良くできました。  今回は感染対策もあり120席4ステージの公演でチケットは即完で、SWAファンの皆さんにはチケットをゲット出来なかった方も大勢いて申し訳なかったです。
 いつか再演も考えていますので、よろしくお願いします〜♬
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春風亭昇太

仙台の独演会♬

2021年11月11日

 昨日、仙台で独演会があった。昨年はコロナで中止だったんで、久しぶりの仙台公演でした。 緊急事態宣言があけたとはいえ、落語会にはまだまだ元通りのお客さんが戻ってきているとは言えない状況の中、最初のステージ挨拶に立って見たら!大勢のお客様!あまりに嬉しかったんで写真撮らせてもらいました♬ 有難いなあ〜 (軽く客席にボカシ入れました〜。逃亡中の人がいると困るからね♬) {CAPTION}

そして、今回も仙台公演のお客さんは陽気で、よく笑っていただいて有難かったです〜 皆さん、ありがとうございました♪  また行きます!
春風亭昇太