ザブトン海峡・航海記

投稿者: syota

会長と会長

2023年2月26日

 先日よみうり落語会で「会長への道」というタイトルで落語会がありまして、演ってきましたよ。
 落語協会の会長の柳亭市馬兄さんと、落語芸術協会の会長の僕。そしてそれぞれの弟子の小燕枝さんと昇也。漫才のナイツのラインナップ。
 告知の中に「意地のぶつかり合いが見ものです…」なぁ〜んて書いてありましたが、そんなモノぶっつけた事ないのでいつもように軽やかに演りました〜♬

意地をぶっつけ合ってないのがよく分かるショットでやんす。 {CAPTION}

春風亭昇太

坂田城〜♬

2023年2月21日

 先日、千葉県旭町の落語会に行った時、少し早めに出てお隣の横芝光町にある「坂田城」を観てきました。

 坂田城は千葉氏や北条氏に仕えていた井田氏のお城です。千葉を代表するような大規模な城で、前々から行こうと思っていたんですが、なかなか機会がなく、あっても雪だったりして3度目のトライで登城となりました。
 大総新道から見えた登口から急な階段を登りましたが台地状の崖は急峻で、ここに腰曲輪を設けて下からの侵入を防ぎます。

 台地の上は梅林になっていて「梅まつり」なんてノボリが立っていました。行った日はまだツボミが多かったんですが、元より梅を見に来た訳じゃないので、主郭の反対側から見ようと梅林を西側に向かって歩いたんですが、広い広い!  大きな曲輪が続いていて、城に入るクランクさせる虎口もカッコいい!

 さすが千葉を代表する中世城郭ですが、そうは言っても梅林がメインで、多分多くが私有地でしょうから、僕が見たいお城の部分は雑草とヤブでけっして見易いとは言えなかったです。
 しかしヤブの奥に見え隠れする微かに分かる遺構は、空堀も出っ張りを作って土橋に対して横矢をかけられる巧みな構造になっていていたりして、見事な縄張りでしたよ!
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春風亭昇太

簡易釈台制作 最終形態!

2023年2月15日

 とりあえず出来上がったんですが、素材の関係で安っぽい感じは否めません。

 そこで、もっと堂々とした釈台らしくなるように前面に油性マジックで、一発勝負で家紋ぽくマークを入れる事にしました!

 これ、失敗したら作り直しだぞ!…と自分に言い聞かせながらCD使って円を書き、その中に棒を引っ張って、こんなのをデザインしてみました。最近の2年間位で1番緊張した作業でしたぜ

 デザインの意味は、1号、2号、4号、6号のSWAメンバーが使う物なので(この1号、2号…がわからない人はWikipediaでもなんでもいいから自分で調べなさい!)
1+2+4+6=13 13が丸く収まってます〜(この意味が分からない人は、もう諦めなさい!)
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これが今回1番緊張した最終形態トライ!
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出来た〜〜♬

ドラマ撮影の予定だった日の撮影が無くなり、暇だったので作ったんだけど、物を作るのは楽しいなあ〜♬

ノウハウ出来たんで、また作りますよ〜
春風亭昇太

簡易釈台制作!その4

2023年2月14日

組立てた釈台にニスを塗ります。
寒いから部屋の中で作っているので、ニオイ等が気にならない水性ニスでとりあえず見える所だけ塗っていきます。
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天板です〜
で、こんな感じになりましたあ〜 ぐっと釈台ぽくなってきたね〜♬ {CAPTION}

春風亭昇太

簡易釈台制作!その3

2023年2月14日

天板を乗せるとこんな感じになりました。

神田伯山くんみたいにハリセンでバンバン叩いたらダメかもしれませんが、落語家のひざ隠し程度であれば十分な強度も確保出来たと思います。自分で作ったんだから壊れても自分ですぐに直せるしね♬
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さぁ。これに色を着けましょう!
春風亭昇太

簡易釈台制作!その2

2023年2月13日

組立ててみましたよ〜♬

 釈台を作るにあたって釈台制作をしている方のブログ等を参加にさせてもらって、大きさとかを決めたんですが、折りたたみ釈台の場合、多くの方が天板に折り畳める足を付けるというパターンだったんですが、この板は軽く。早い話しが柔らかいので強度が足りません。

 そこで上からの荷重を考えて、前面板と足をコの字型に折り畳めるようにして、その上に天板を乗せる方式にしました。
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で、これが、こんなふうに合体してしまえます〜{CAPTION}

いい感じ〜♬
春風亭昇太

簡易釈台制作!その1

2023年2月13日

現在3月のSWA公演に向けて準備が始まっています。

 そのSWAメンバーの柳家喬太郎さんは今ちょっと膝を痛めているので正座がしづらいようで、座布団の前に釈台を置いているのですが(釈台って笑点で司会の僕の前に置いてある台ね♫)その釈台をSWAでは持ってないので、手作りする事にしました!

 業者さんに頼んだらもっとしっかりした固い木を使うのでしょうが、簡易的に使うだけなのでホームセンターで1番軽い板を買ってきて、高さ30㎝×30㎝。65㎝×40㎝の板を数枚。その他補強やガイドに使う棒を切ってみました。
さぁ組み立てますよ〜
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春風亭昇太

お茶屋屋敷♫

2023年2月12日

 竹中氏陣屋に続いて行ったのが大垣市の「お茶屋屋敷」
 御茶屋と呼ばれる徳川家康の為に造られた宿泊施設で、全国各地にありました。現在遺構として残っているのは関東でしたら千葉県千葉市の「御茶屋御殿跡」がそれですね。

 宿泊施設と言っても方形の土塁と堀に囲まれ土塁の四隅には櫓があったということで方形館のお城そのもの。将軍様の旅館は凄いね〜!
 現在も土塁と堀がしっかり残っていますよ♬
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春風亭昇太

竹中氏陣屋♬

2023年2月10日

こないだ「関ヶ原」のイベントに行ってきました。  最近本当にお城のイベントが多くて、今回も関ヶ原合戦関係のお城を語るイベントで、お馴染みの中井均先生と対談をしてきました。

トークの前に関ヶ原合戦のポイントの一つである小早川秀秋が陣取った「松尾山城」に登る予定だったんですが雪で断念。

代わりに岐阜県垂井町の「竹中氏陣屋」に行ってきましたよ。 竹中氏陣屋は有名な「竹中半兵衛」の子供「竹中重門」が築いた陣屋です。
お殿様が皆んなお城を築いていい訳ではないんですね。城持ち大名と言われるある程度石高の高い大名に限られます。
竹中重門は六千石の旗本です(大名と呼ばれるのは一万石から)当然お城は造れないのですが、旗本の陣屋には珍しい立派な櫓門と堀があって、堂々としたお城の風格が漂っています。
立派でしたよ〜
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春風亭昇太

二葉さんの会

2023年2月9日

 先日、上方の女性落語家で今注目の桂二葉さんの会に行ってきました。
 「桂二葉チャレンジ」ってタイトルの弍回目が僕。  
 いゃあ〜。とにかく二葉さんのファンが素晴らしい。反応が素直でスレてない感じが堪らなかったです〜♬
 僕の独演会のお客さんも変に偏った落語の見方をしないで素晴らしいんですが、二葉さんのお客さんは、多分そんなに落語を聞いていない方が多く、ウブな感じが素敵でした。

 才能のある若手が多くて落語界は楽しみです…なんて事言うようになったらもうジジイだね。
 終わって少しだけ関係者と飲みました。
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どうだ!二葉さんのファンの皆さん。羨ましいでしょ♬
      春風亭昇太

静岡歴史博物館でお茶♬

2023年2月7日

 こんちわ。前回静岡大河ドラマ館の話をしたんですが、是非大河ドラマ館とセットで行っていただきたいのが、今年オープンしたばかりの「静岡歴史博物館」です。

 静岡歴史博物館があるのは駿府城の東御門のすぐ横。中には静岡の歴史を沢山紹介していますが、お気に入りは「今川氏」の歴史を展示してあるコーナー。

 昔の映画やドラマの影響で今川氏や越前朝倉氏を、軟弱な大名だと今だに思っている人がいるのですが、とんでもないことで厳しい戦乱をくぐり抜いて繁栄していた大名です。

 信長にやられた大名は皆んな軟弱にされちゃうんだよね〜
 そしてこの静岡歴史博物館を建築する前に調査したら、ここから戦国時代の道と石垣が出てきて、それをそのまま展示してあります。  あの人も歩いたかも…
 いろんな展示を見て疲れたらカフェで一杯♬  そこは駿府城の東御門と一体となっている「巽櫓」の目の前です。
 城好きにはタマラナイ〜場所ですよ

サンドイッチにチャイをいただきました♬
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春風亭昇太

静岡大河ドラマ館。開館しました♬

2023年1月28日

 昨日は静岡市の大河ドラマ館の開館式に参加してきました。

 今回のNHK大河ドラマ「どうする家康」の主人公は当然、徳川家康!その家康が産まれた岡崎市と独立して戦国大名として過ごした浜松。そして若い頃と晩年に過ごしたのが静岡にそれぞれ大河ドラマ館があって僕はその、静岡市の大河ドラマ館の名誉館長〜を仰せつかってます。
 そして、その大河ドラマ館があるのが静岡浅間神社の中なんです。重要文化財だらけの静岡浅間神社さんそのものが史跡で、徳川家康はここで元服式をおこなっていますよ。
 是非静岡にお越しの際はこの大河ドラマ館に足を運んでみて下さい。  家康役の松本潤さんが実際にドラマで着用した衣装も展示されてましたが、ドーランが付いていたりしてリアルでしたよ。
 そして大河ドラマに登場した歴代今川義元として僕も展示されてました〜♬
 静岡浅間神社内「NHK大河ドラマ どうする家康 静岡大河ドラマ館。観に来てね〜 {CAPTION}

静岡浅間神社さん。静岡の人達は「おせんげんさん」と読んで親しんでます♬
春風亭昇太

お餅!

2023年1月10日

子供の頃からお餅が大好きなんで、お正月はお餅を沢山食べてます〜♬

醤油ベースの関東スタンダードなお雑煮から、コンソメに豆乳+顆粒のクリームシチューで作る洋風のお雑煮。

 いろいろ楽しんでますが、やっぱり焼いたお餅に醤油をつけて海苔で包む磯辺焼きは美味しいね〜♬
 さあ。まだまだ残っているので明日も食べよ♬
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春風亭昇太

七草粥

2023年1月7日

 1月の7日 毎年のことですが、いつもお城イベント等でお世話になっている岐阜県の可児市から七草粥セットを送っていただきました〜♬  ありがとうございます〜
お粥作って、塩と和風出汁で味を整えて七草を入れて美味しかったですよ♪

 年末からの暴飲暴食で疲れた胃を、七草粥で癒しました♬
   今日も昼から池袋演芸場、新宿末広亭、ティアラこうとう の3か所で落語です。頑張ろう!
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春風亭昇太

あけおめ♬

2023年1月6日

明けましておめでとう御座います。
新しい歳になりました。昨年も応援していただきましてありがとうございました。
今年も頑張りますので、どうぞ宜しくお願いします〜
新年から都内の寄席や落語会に出没していますよう。 末広亭は一部のトリ。14:00過ぎに出ています
皆さまの一年が良い歳になりますように♬
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春風亭昇太

お城エキスポ 2022♬

2022年12月20日

 先日、毎年恒例になりました「お城エキスポ 2022」に行ってきましたよう。
 ここ数年コロナで大変だったんですが、今年は多くのお客様に来ていただいたようです〜

 毎回ここでお城の講演をやらせてもらっているんですが、今回はこのメンバーでの講演です。城郭研究者の加藤理文先生。戦国時代のエキスパート小和田哲男先生にワシ!

 実は3人とも静岡県出身者でして、講演も静岡県内のお城を紹介していきながら、今川、北条、武田、徳川のお城の特徴についてお話しさせていただきました。
 3人だと、あっという間の90分で楽しかったです!
 来年の大河ドラマは「どうする家康」静岡県は沢山出てきますよ〜。
 ではお城ファンの皆さま、来年もお城エキスポ でお会いしましょう
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春風亭昇太

川崎競馬場で♬

2022年12月18日

 先日、川崎競馬場に行ってきました。と言っても競馬を楽しみに行ったんではありません。
 なんと川崎競馬場のメインレースのファンファーレを頼まれてトロンボーンで吹きに行ってきましたよ。

 もちろん僕1人にそんな事頼む勇気のある人はいません。川崎競馬場は大きなレースでは「川崎競馬場ロジータブラス」の生のファンファーレがあるんですが、そのお手伝いでトロンボーンのパートを吹いてきました。
 かなり緊張したんですが川崎競馬場のお客さんが優しくて、応援していただきまして楽しく吹けました。  意外とうまく出来ましたよ。
 様子はYouTubeでも見ることが出来ます。「川崎競馬場 ファンファーレ 春風亭昇太」で出てくると思います〜。
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わしの勇姿を見よ!
 
春風亭昇太

北陸の名城を歩く♬

2022年12月17日

 お城好きの人なら誰でも知っているのが吉川弘文館の「名城を歩くシリーズ」
 過去いろいろな地方の名城を集めた本が出ているのですが、今回出たのが「北陸の名城を歩く.石川編」で石川県の名城が沢山載っています〜

 で、このシリーズにはお城の紹介の他に「お城アラカルト」ということで様々な著者が、その地方のお城に関係する文章をのせているのだが、その中に春風亭昇太さんも書いています!

 書いたのは「城と道」というタイトル。
指定史跡でもある「加越国境城跡群及び道調査整備指導委員会顧問」の僕は、その中の史跡である「切山城」について書いてるんです。
是非どうぞ〜♬
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春風亭昇太

SWA公演 よみうりホール

2022年11月29日

 毎日、いろんなお仕事させてもらってます。「お城関係」「お芝居」「大学の先生」といろいろやってますが、なんと言っても「落語」を仕事の中心にしています。

 前記のお仕事も落語家 春風亭昇太だから来るお仕事。

 その落語の中でも、1番楽しくて、1番苦しいのが「SWA・創作話芸アソシエーション」ですね。
 才能溢れる後輩達は、それぞれクセものの手練れ達です。そんな4人の公演が12月12日のSWAクリェイティブツアー「秘密」  有楽町よみうりホールで  13:00と 18:00開演です。
いつもチケット取れないとか言われて怒られるので、今回はたっぷりご用意しましたよ。
是非どうぞ ♬
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春風亭昇太

東海大学人文学部講義〜♬

2022年11月26日

 昨年、ニュース等でも少し流れた通り「東海大学客員教授」ってお役をいただいていました。
 若い頃、東海大学文学部史学科に入って日本史の勉強をするハズの僕だったんですが、そこで「落語」を知ってしい、大学の講義より寄席の高座ばかり行ってまして、大学4年生の頃には落語家になるのを勝手に決めて、そこそこ単位は取っていたんですが卒論を書かず中退してしまっていました。

 まさか、そんな東海大学から客員教授のお話があるとは思わなかったのですが、東海大学の静岡キャンパスに人文学部が出来ることになり、そこでの講義を依頼されていたんです

 先日の講義は「古典芸能としての落語」

 専門分野ではありますが、講義として話すのには勉強が必要で、今まで曖昧に把握していたことを調べ直したりして、僕自身にとっても良い機会になりました。

 東海大学では復学制度というのがあるそうで、以前取った単位がそのまま生かされて、そこから足りなかった単位を取ることが出来るそうです。  若い頃に書かなかった卒論に挑戦して、東海大学卒業を目指してみようかと思っています。

 何歳になっても「学び」は大事ですね〜♬  {CAPTION}

講義の途中には落語の実演もしたので、着物姿です〜♬
春風亭昇太