ご心配をおかけしました。
ご心配をおかけしました。おかげさまで自宅療養を終えました。
部屋にこもって映画ばかり見ていましたが、それも昨夜で終了です。今朝から隠遁生活していた部屋を片付け、掃除機かけています。
そして10日間の間髭を剃らないようにしていたので西部劇に出てくる悪いメキシカンみたいになったので、剃ろうと思ってますが、これはこれでもう少し伸ばしたい気もしてます♪
コロナはどこでどう感染したのか分かりません。 多分ウイルスはあちこちにあって、年末年始の仕事で体力が落ち、免疫力が減少していたのが原因で感染してしまったんだと思います。 皆さんも、手洗い、うがい、よく食べ、よく寝て感染しないようにお気をつけ下さい。
僕は今日から最も抗体を持っている落語家として頑張ります!
健康は素晴らしい!
メキシカンなワシ♬
春風亭昇太
直木賞♬
コロナ感染して落ち込んでいたら、良いニュースも飛び込んできました。
今年の直木賞に今村翔吾さんの「塞王の楯」が選ばれた!
今村さんとは昨年、塞王の楯の事で週間プレNEWSで対談をした先生です。石垣職人集団「穴太衆」と鉄砲作り集団「国友衆」の戦いをマニアックなお城から、有名な城までザクザク登場させてくれる城好きにはたまらない歴史小説で、スピーディーな展開で一気に読めた本でした。
今村さんもとても魅力的な人でしたよ。
それからもう一人の直木賞が米澤穂信さんの「国牢城」こちらは有岡城を舞台にした小説だそうだ!
どうですか!皆さん。お城がきてますね〜!!
落ち込んでいる時に良いニュースをいただきました。 今村さんおめでとうございます♬
春風亭昇太
コロナ陽性
お騒がせしております。新型コロナウィルスに感染してしまいました。
18日に喉の調子が悪くなったのですが、今の時期はお正月から高座数のが多さで、毎年のように使い過ぎでノドを痛めるものですから今回もそうだろうと思い、まずは自宅で抗原検査キットを使って調べました。すると陰性が出たので、安心して病院に行ったのですが、念のために検査していただくとPCR検査の結果陽性が判明しました。
今のところ喉の違和感だけで熱も無く、味覚も食欲もありますが、医療機関の指示の下で自宅療養に専念したいと思います。
そして、いろいろな仕事先にご迷惑をおかけしております。 申し訳ない気持ちで一杯で、仕事先には分かる範囲でご報告とお詫びのメールをしていますが、その度に逆に温かい励ましの返信をいただいて感謝しかありません。
ありがとうございます。
皆さまもどうぞお気をつけ下さい。
春風亭昇太
DCUは明日からです♫
研究と気魄
映画「氷の花火」
ドキュメンタリー映画が大好きなボクですが、少し前にあるドキュメンタリー映画の制作のお手伝いをしました。
それが、世界的に活躍した伝説の日本人モデル「山口小夜子」さんの「氷の花火」なんですが、この映画が再び上映される事になりました♫ 代官山に昨年オープンした「シアターギルド」での上映です。
シアターギルドさんは独自開発のヘッドフォンで鑑賞する映画館です。
映画はとても良い内容なんですが、エンドロールに映画の内容には何の関係もないボクの名前が流れます!乞うご期待!
上映は、下記の予定
theaterguild.co/movie/detail/frozenfireworks/
春風亭昇太
今年も七草粥〜♫
雪
初席〜
明けましておめでとうございます
六角精児バンド
昨夜、下北沢で六角精児バンドのLiveがあってゲストで出てきました。 六角くんとは芝居「ザ・フルーツ」で時代に乗り遅れたグループサウンズのバインのメンバー役として一緒に舞台に立って以来、飲んだりバンドやったりして、良いお仲間になってます。 で今回は六角精児バンドのお手伝いです。 六角精児バンドとして何枚もCDを出して音楽活動している六角くんですが、最近僕が歌詞、六角くんが作曲して何がやろうと言う事になりまして、今回も「アルコール賛歌」「西日」の2曲を昇六コンビで作ってライブでも発表しました。 なかなか良かったですよ〜♫
いやあ音楽は楽しいね。今回は小さなLライブハウスで客席数も制限しての開催だったのでお知らせもしなかったですけど、機会があったらまたやりますので、是非聞きに来て下さいませ〜
さあ今年もあと1日。いろいろお世話になりました。 ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。
良いお年を♫
春風亭昇太
名古屋で
干柿〜♬
円丈師匠のこと その3
話しが逸れてしまったが、とにかく僕は大学を中退して春風亭柳昇の弟子になった。 当時前座が少なくて休みも無く一年中働いていていたし、もちろん前座がよその協会の真打の落語会に遊びに行くなんて事は出来なかったので、円丈師匠との一方的な接点は消えるのだが、前座も終わりかけの頃に実験落語会の前座でジャンジャンに呼ばれた。 もう嬉しさ爆破だ!タイトルは忘れたが、ボクシング人気を上げるために関係者が話し合うという創作落語をやって、そこそこウケたが、その事よりも終わってから円丈師匠から「ボクシング好きなの?」って声をかけてもらって嬉しかった。それだけで嬉しかった。 その後も新作落語の落語会に呼ばれるようになり、円丈師匠の落語に触れる度に、その落語の舞台設定の多彩さと、作品量に圧倒される事になるのだが、そういった会に「呼ぶ」という事が円丈師匠の創作落語活動の基軸の一つでもあったのだと思う。創作落語家を一人でも多く育てる。という事を円丈師匠は一貫してやり続けた方だった。 当時の落語界の中で創作落語は亜流扱いで、落語は「古典落語」の事を指していて、新しい落語を書いている人達は「しっかりした古典落語が出来ない人」という扱いだった。しかし三遊亭圓生師匠の元で古典落語を学び、古典落語家として将来を嘱望されていた円丈師匠は、新作は古典が出来ない人達が演るものというイメージを簡単に1人で乗り越へ、さらに当時の創作落語の状況を打開する為に自らの創作活動に加えて、それに携わる落語家の数を増やす…ということが大事だと考えてたんだと思う。 その為には三遊亭とか、柳家とか、落語協会とか芸術協会とか関係なく、創作の同志となりそうな人に声をかけ、多くの落語家を創作活動の道へといざない、創作落語家の人数を増やそうとしていてたまたま僕もその中の1人ということ。
道なき道を行く円丈師匠は、その道を別の人にも歩かせる事で、獣道を作り、その獣道をさらに歩かせる事で、人が歩ける道へと変化させようとしていたのだ。 旺盛な創作意欲と長期的な戦略を持って落語の新しい可能性を切り開いた円丈師の業績は落語史に残るものである。現在の僕達はその円丈師匠の作った道を歩いている。創作落語の象徴的存在であった円丈師匠を失った僕らに出来る事はその道の先を創作落語という新しい靴を履き、胸を張って堂々と歩続けていくことなんだと思う。
円丈師匠 ありがとうございました。
春風亭昇太
円丈師匠のこと その2
初めて観た時の衝撃から円丈師匠の高座をよく聞きに行った…こんな事書くと必ず、じゃなぜ円丈の弟子になってないんだ!なんて人がいる。 弟子になるなんてそんな単純なものじゃ無い。人生を左右する弟子入りはもうちょっと複雑なのである。
細かいところは省きますが、落語は奥深いって事を教えてくれた円丈師匠の高座を観てから、様々な落語家さん達を観に行くようになって、春風亭柳昇を知る事となる。 僕の師匠も衝撃だった!それは「語り」である。落語独特の落語口調というものが曖昧な定義ではあるが存在していて、古典落語を三遊亭圓生師匠の元で学んでいた円丈師匠にも当然それはあるのだが、柳昇はごくごく普通人の語りだったのだ。一部の人には柳昇の語りを「素人口調」なんて言って揶揄されたが、噺家っぽく喋ればプロだなんて、それこそ素人の言う事である。 しかも面白い事を言ってないのに面白い。という芸界では「フラ」と呼ばれる独特の面白味があり円丈師匠とは別の魅力があった。 円丈師匠に作品の設定の自由を。柳昇には語り自由を教えていただいたのだと思っている。 そして静岡生まれで、江戸の世界や東京の粋なんて分からないボクにはこっちだ!って思い、春風亭柳昇一門に入る事になる。(柳昇を選んだ!って言っても入れるものでも無い。あくまでも入門は取ってくれる師匠次第である) そしてその選択は絶対に間違っていないなかったと確信している。
事実、後に円丈師匠は「昇太くん、噺家になるとき、円丈の弟子になろうか一瞬だけ迷ったことがあったみたいだけど、これは柳昇師匠で正解だった…」と言ってくれている(円丈著、ろんだんえん より) でも、円丈師匠に入門していたら、どんな春風亭昇太になっていたかには興味はあります。 …入門してたら春風亭じゃないか。
…つづく…
入門したばかりの僕と師匠。
春風亭昇太
三遊亭円丈師匠のこと
三遊亭円丈師匠がお亡くなりになった。 このブログには楽しい事しか書かないと決めていたんだけど、どうしても書いておきたいので、円丈師匠の事を書きます。
僕が円丈師匠を知ったのは、東海大学の落語研究部に入って落研の仲間に「東京乾電池」の公演に誘われた時だ。落研なのに落語に限らず面白そうなモノは見に行く…当時の東海大学の落研には、そんな空気が流れていた。 当時渋谷公園坂にあった「ジャンジャン」という小ホールは熱気溢れる文化の発信地で、演劇、ミュージシャン、落語、様々な団体や個人がここでそれぞれの表現をしていて、その一つが当時まだ高田純次さんもいた「東京乾電池」だった。 近距離で柄本明さん、ベンガルさん、綾田俊樹さん達の息遣いもダイレクトで伝わる贅沢な舞台を楽しんで、終演後、公演パンフレットに来月の公演ラインナップで見たのが「実験落語会」
「実験落語会」なんて魅力的なタイトルだろう。今でこそ不思議なタイトルの多い落語会だが、この頃こんなタイトルを出す落語会なんて無かったので、とても印象的だった。 そして、翌月に行った「実験落語会」は凄かった。それまで聴いていた落語とは別物で設定、登場人物、全てが自由で、痛快だった。…そう「痛快」って言葉が一番合ってたと思う。 しかも当時の三遊亭円丈師匠はその落語会で2席も新作落語を演じていて、もの凄い迫力だった。
それまでの僕にとっての古典落語は遠い江戸の世界で、新作落語で描いている世界は昭和40年代くらいのイメージで、どちらも今生きている僕の世界とは少し離れた存在だったのだが、円丈師匠の落語はそうではなく、まさに今生きている時代の落語で衝撃だった。
それ以来「東京乾電池」と「実験落語会」を中心に様々なライブを観るためにジャンジャンに何度通ったものか…
…つづく…
ジャンジャンの看板。
今思えば、渋谷の一等地にキャパ200程の、どちらかと言えばアングラな劇場があった事が信じられないくらいだ。
春風亭昇太
J1の清水エスパルス!
プーク人形劇場
ちょっと前の話になりますが、新宿のプーク劇場に行って落語をやってきました。 プーク人形劇場は新宿駅の近くにある日本初の人形劇専門の劇場。 プーク人形劇団はこの名前を初めて聞く人でも、見たことが無いって人は多分いないだろうというくらいNHKの番組や舞台などで活躍している人形劇で、戦前の治安維持法では逮捕者が出て活動休止を余儀なくされ、戦後ようやく活動を再開した歴史を持つ骨太の人形劇団で、普段は子供や大人に夢を与える人形劇の公演を重ねているが、他にも貸しホールとして色々な公演が行われている。 で、先日の新作落語の会。
プークでは何年も三遊亭円丈 師匠を中心に公演がおこなわれていて僕も昔は時々出演していたんだけれど、今回は超久しぶりの出演になった。 ホント、久しぶりだったんだけど、雰囲気がとても良くて雰囲気が良くて、気持ちよく演れました。
写メは右から弟弟子の鯉朝さん、ワシ、マスクの夢月亭清麿師匠、三遊亭ふう丈さん♬
春風亭昇太