ザブトン海峡・航海記

投稿者: syota

武春まつり

2012年4月2日


先日、浅草の木馬亭「武春まつり」のゲストで出演させていただいた。
たいへんな病気で心配された、国本武春先生の会だ。
僕は浪曲が大好きで、お風呂に入りながらボンヤリ聞くのが大好き。
武春先生の浪曲も病気後も変わらず、迫力満点の声量で素晴らしかった。
まだ、生の浪曲を聞いた事のない皆さん。
是非、聞いてみて下さい。日本人に産まれて良かったなぁ〜♪って感じに浸れますよ。

春風亭昇太・柳生陣屋へ

2012年4月1日

大和の国のお城めぐりのオマケ。
「下狭川城」の後、少し時間があったので「柳生陣屋」に行った。
車で少し行くと、柳生の里。
戦乱の実戦の中から産まれた日本全国の古武術の中で、徳川幕府に取り立てられて、最もメジャーになったといってもいい、柳生新影流の生まれた場所だ。
細い山道を行くと、突然開けた「美しい里山」といった風情の柳生で、必殺の剣法が生まれたのは不思議な感じがするが、そこは平成の奈良県ではなく、戦乱の絶えなかった大和国でのこと…
陣屋とは、城を作ることを許されなかった旗本や小藩が政務をおこなった場所。
しかし、柳生陣屋は川を前にして、切り立った崖の上に作られていて、城としての雰囲気はある。
案内板の前でパチリ♪

名古屋の独演会で

2012年3月31日

恒例の名古屋での独演会をやってきました。
会場のテレピアホールのロビーには、こんな物を用意していただいてました。
何しろ主催は東海テレビ。スタジオのセット等で、こんなの造るのはお手のもの。
ぼくも毎回楽しみにしています。
しかぁし…夜の部の宗徳院で、一大事!
セリフの一番肝心な「瀬をはやみ、岩にせかるる滝川の、われてもすえに、会わむとぞおもふ」の、瀬をはやみ〜が出て来ないのだ。
これには参った…こんな事あるかよ〜と思いながら、脳をフル回転!
ようやく。そしてポッと「せ、せをはやみ…」が出た!
……もう、冷や汗もの…その後の高座には影響無かったものの、上がる前にも確認したのに〜。
高座は生き物。
似合わないけど毎日が修行ですね!!
明日も頑張ろう〜♪

4 月上席・浅草演芸ホール

2012年3月30日
4月上席の4月1日から5日まで、春風亭柳好さんトリの夜席に出演します。
寄席は、時間変更やお休みがありますので、ご注意を。
4/1(日)18:15上がり
4/2(月)18:45上がり
4/3(火)18:45上がり
4/4(水)休演
4/5(木)18:45上がり
です。他の出演者との都合で、若干の変更も有るかもしれないですが、宜しく〜。

春風亭昇太、上狭川城へ

2012年3月29日


大和の国のお城巡り、その2
奈良大学での公演当日、早起きして泊まっていた奈良ホテル(ここも鬼薗山城という城跡、ちなみに隣には以前行った西方院山城〜)に千田先生が迎えにきてくれて、そこにmixiの城めぐドットコム管理人で「こんな城もあったんだ」の著者・本岡勇一くん、そしてそのお仲間の宮本くんも合流。
皆で「上狭川城」へ向かう。
「上狭川城」は土豪・福岡氏の城だ。
土塁に囲まれた長方形の主郭に、南北二ヶ所に虎口を設けているのだが、この南側の虎口の前の守りが見事。
山を登っていくと堀切が見えてくる。そこから主郭に向かって進むと、堀と土塁を見事に組み合わせた、巧みな防御を見せてくれる
ちょっと解説。縄張り図を見て下さい。(写メ1)
千田先生が書いた縄張り図をもとに、今回は解りやすく、土塁を黒く、空堀を白にしてあります。
黒いムカデみたいのが土手のように盛り上がった土塁。白いムカデが堀。図の下から、山頂の主郭(本丸)までには5�程の高低差があります。
そして、赤線が主郭への想定される、敵兵の侵入路です。
一本目の堀を渡った後(この堀は図にはありません。図の右下にチラッと見えてます)
敵兵が進むと図の下にある2本目の堀に制限されて中央の道に集まって進まされます。
この細い道が「土橋」正面と左の小さい土塁からの十字砲火が、土橋を一列に進む敵兵に集中。格好の餌食です。
ナントカ土橋を渡ると。正面の土塁の前には左右の通路。
右のルートを選んだ人は行っても何も無いただの道。土塁上から攻撃され、引き返しても、何も知らない味方がやって来て、戻るに戻れず右往左往のパニックに…
左のルートを撰んだら。正面に小さい土塁が待ってます!
ここを突破して、180度ターン。しかし、ここは死の小路。
上の土塁から攻撃され、逃げようにも、土塁に挟まれて逃げようが無い場所で、3と書かれた曲輪から背後からも反撃されます。
ここをしのいで、90度左に曲がれば、主郭の土塁が待ちかまえています。
再び90度右に曲がれば、2と書かれた曲輪から背中を射たれます!!
現在は有りませんが、当時はここの何ヵ所に門があったはず。
守備兵の攻撃にさらされ、門を破壊しながら進むなんて…
コンパクトに何重もの仕掛けがしてあって見事ですね〜。
ただの山じゃなくて、ただならぬ山城なんですよ。こんなの見るのが、何よりの楽しみ♪
(写メ2)は土橋でニヤつく昇太、千田、本岡の3人。敵の足軽だったら3人とも、この世とオサラバです〓。

浜松町・文教堂さん

2012年3月29日

本屋さんが大好きなので、羽田空港からモノレールで浜松町に着いたら、必ずと言っていいほど寄るのが、モノレールの改札口を出てすぐにある、浜松町の文教堂さん。
ここで豊富な書籍を見ながらブラブラして、歴史物の新書を買って、山手線で読みながら帰るのが楽しみの一つになっていているのだが…
先日、函館の帰りに文教堂さんに寄ったら。
なんと、お城特集をやっていて、僕の「城歩きのススメ」も並べて頂いていた。
しかも。二冊並べて。正面の。中央へ〜♪
ありがとうございます文教堂さん。
これからも、通いますからね〜。

春風亭昇太、龍王山城へ

2012年3月19日


奈良大学のお招きで、奈良に来ています。
奈良大学のオープンキャンパスでお城について語るのだ。
…で、1日早く入って奈良大学の千田嘉博先生と、入試センターの松井さんと「龍王山城」に行ってきた!
「龍王山城」は大和の国人(地方で領地を支配している、ミニ戦国大名といった感じかな。この国人から戦国時代を代表するような戦国大名も生まれてます)「十市氏」の居城で、南城と北城からなる、奈良最大級の城だ。
素晴らしい遺構を残す城で、特に北城が面白かった♪
写メ1は、北城の主郭東側の堀切側面にあった石垣。 多分、この面に石垣が続いていたものと思われる。
これ、400年物のヴィンテージ石垣だよ〜♪
千田教授とも堀底でパチリ(写メ2)
主郭には、礎石と思われる石や、庭園の跡っぽい石もあり、本格的に調査したら面白い事になりそうだ!
大和国といえば、松永久秀や筒井順慶に比べて、地味な感じがする十市氏だが、この凄い城を見れば、大和の国を代表する、有力な国人領主だった事が偲ばれる…
大和国の城巡りは続きます!

(無題)

2012年3月16日


富良野から北広島に移動して、北広島市芸術文化ホールに入りました。(写メ1)
毎年のように落語会を開催しているホールなので、落語を聞き慣れている、いいお客様で、とても演りやすかったです。
打ち上げ会場のお店には「いらっしゃい・春風亭昇太さん」の貼り紙〜♪(写メ2)
申し訳ないです。
富良野、北広島と、楽しくて美味しい北海道の旅でした。
これから東京に帰りま〜す。

富良野〜♪

2012年3月15日


北海道の富良野にやって参りました。
富良野の演劇工場での独演会で弟子の昇々と、林家彦いち君と一緒だ♪
富良野には、ちょくちょく呼んでもらっているので、安心して落語がやれます。
昨夜も落語やって、打ち上げでマッコリ呑んで、ご機嫌でした〜。
きょうは、北広島に移動して、やっぱり独演会ですぜ。
写メは、演劇工場の前のSWA残党と、楽屋に出た、地元のパン屋さんで特別に作ってくれたという超絶品サンドイッチ!!
美味しかった〜ぁ!
富良野の皆さん、ありがとうございました〜

志の輔さんと二人会

2012年3月9日


愛媛県今治市で志の輔・昇太二人会をやってきました。(写メ1)
今治市は、外国産には負けない使い心地の良い、素晴らしいタオルを作っている日本を代表するタオルの産地だ。
そして二人は「名誉タオルソムリエ」なんだよ。(志の輔さんの会でも、昇太の会でも物販しているタオルは、もちろん今治タオルだ)
そんなご縁で、滅多にやらない二人会が、四国タオル工業組合主催で行われていて、今回が三回目!
終演後の打ち上げでパチリ。(写メ2)
楽しかったなぁ〜♪

イシモチの開き〜♪

2012年3月7日


たくさん釣って食べきれない時は、何といっても「干し魚」
新鮮なうちに開いて、塩水に浸けておいて、干しカゴにゴー!(写メ1・あぁ…きれいな身だなぁ〜♪)
北風と太陽が、お魚さんを味わい深い保存食に変えてくれるのだ。
白身の上品なお味でしたよ。(写メ2)
これ以外では鯛飯ならぬ、イシモチ飯も作りました。
これは美味しかったけど、小骨の多いイシモチには不向きでした。やるなら身だけを入れて炊いたらいいかな〜。
いやいや、沢山釣って、沢山楽しんで食べられました。
金沢八景の海の幸よ、有り難う〜。
また行こう♪

パスタぁ〜♪

2012年3月4日


アクアパッツァ〜の残ったスープ(写メ1)
これを廃棄する人は、廊下に立ってなさい!
明くる日の昼に、これを温めてからバターを少量加えて、コクを足して、アルデンテに茹でたパスタを絡ませて、パルメザンチーズをパッパッ。
魚、アサリ、トマト、バター、チーズ。様々な味がパスタと共に口の中に〜。
うーん、たまらない♪
シャンパン飲みたい〜♪
イシモチ君よ、まだ食べるよ!!

アクアパッツァ〜♪

2012年3月3日


イシモチ君を使って、イタリアの家庭料理「アクアパッツァ」を作る。
ハラワタ、エラを取った魚に(アジでもイシモチでもカサゴでも、何でも大丈夫だけど、白身の魚がいいかな〜)塩、胡椒しておく。
お腹には、ハーブやニンニクを入れたりして。(こんなの適当でOK)
オリーブオイルをひいたフライパンで魚に焼き目を付ける 。
そこにアサリ、プチトマト、ネギ(何でも大丈夫)を入れて、白ワイン・ワンカップに同量の水。(写メ1・ワインの海で泳ぐ、イシモチ君だ)
フタをして、待つこと5〜6分。味を見て、塩、胡椒で整える。
ほれ、出来た♪
これ、最高! ワインで食すのだ♪
あっという間に完食。
でも、この残ったスープ、絶対に捨てるなよ!!

骨〜♪

2012年3月1日


さて、三枚に下ろしたイシモチ君の骨。これを捨てるようなバカな真似はいたしません。
これに唐揚げ粉を付けて、弱火でじっくり揚げてみました。(写メ1)
おかげで、骨がポリポリ食べられます。塩を振ってビールに最高♪(写メ2)
まだまだ、食べるぞ!!

刺し身〜♪

2012年2月29日



こいつがイシモチ君だ(写メ1)
まずはお刺身。イシモチは身が柔らかくて、刺し身には向かないイメージだったが、そこは先ほどまで海にいた新鮮なお魚。
何の問題もありません!
三枚に下ろしてお皿に盛ったら、お皿も笑ってます。(写メ2)
んで、旨い〜♪こりゃイケる♪(写メ3)
食べるのは、まだ続くのだ。

魚釣り〜♪

2012年2月28日

先日、金沢八景にアウトドア系落語家、林家彦いち氏の呼びかけに応じて、春風亭昇太、そしてラサール石井の3名で魚釣りをしてきました。
狙いはアジ!なんで食べても美味しい魚だ。
「俺達は、漁師じゃない!」をテーマに金沢八景沖の漁業資源が枯渇しない程度に釣りをする事を心がけて出発〜
いよいよ竿をおろすと、まず石井さんにヒット!
オコゼだ!
で、僕にヒット!
キスにオコゼだ!
彦いちにヒット。
イシモチだぁ!
その後は、イシモチ、イシモチ、イシモチ、イシモチ〜。
やたらめったらイシモチが釣れる〜。
結局、オコゼ5匹、アジ10匹、キス一匹そしてイシモチ30匹ぐらい(数えるのが面倒なくらい釣れた)
見よ。この釣果!!(写メ)この後、これを食すのだぁ!!

春風亭昇太・高天神城へ

2012年2月25日


少し前の話になりますが、NHK静岡でやっているお城番組で「遠州・高天神城」に行ってきた。
大学生以来の訪城だ。当時から比べたら、ありがたい事に凄く見易くなっていましたよ。
「高天神城」は武田vs徳川の争奪戦の舞台となり、その戦いの中で、全国に難攻不落の城として知られた堅城だ。
それを証明するかのような、見事な横掘(写メ1・横掘の奥には土橋が見えます、判るかな?)
堀切も、見事♪
そして、ここは「岡部元信」終焉の地でもある。
岡部元信は今川家家臣団の重臣の家に産まれ、桶狭間の戦いには「鳴海城」城主として参戦。
今川義元が討たれて敗走する今川軍の中で「鳴海城」に籠城。主君・義元の首を取り返す事を条件に鳴海城を開城。
…そして、帰国の途中に、織田の「刈谷城」を襲って落とし。火をかけて、引き返すという離れ業をやってのけた猛将だ。
桶狭間の戦いで、静岡県民が溜飲を下げられる、数少ないエピソードである。
今川家の衰退の中で武田家に迎えられ、重要な拠点「高天神城」を任せられるが、徳川家康に攻められ、武田勝頼の援軍が無いまま籠城し、ついには城を討って出て討ち死にしたのである。
この落城の際には、家康との泣かせる話があるのだか、それはまた別の機会に…
籠城にまつわる話の多い岡部元信。この人、好きだなぁ〜。
好きな武将に想いを馳せて、高天神城を後にしましたとさ…

一日消防署長

2012年2月24日

昨日、浅草で日本堤消防署・一日消防署長にさせて頂いた♪
制服をお借りして、雷門からパレードしながら、防火を訴えるティッシュ配り。演芸ホールのお隣のJRAウインズ浅草で、消火演習!
「放水はじめ〜」と命令するのは一日消防署長の役目。
レスキュー隊の方々がビルの5階から2本のロープを使ってスルスル降りるは、一斉放水は有るわ。
間近で見ると、重い消防服を着てでの消火活動の大変さがよく解りました。
梯子車にも乗せて頂きまして、30メートルの高さで浅草の街を見下ろしましたが、高所恐怖症なので、見てたのは、一緒に乗って説明してくれた隊員の方の顔ばかり〜。
日本堤消防署の皆さん。貴重な体験させて頂きまして、ありがとうございました。そして毎日の勤務ご苦労様です。
皆様〜。ただいま春の火災予防運動中ですよ〜。

仙台の独演会♪

2012年2月16日

昨日、仙台に行ってきました。
昨年、震災で中止になってしまった独演会だ。
仙台の独演会も回を重ねる度に演りやすくなる。
もともと反応がいい仙台のお客様だが、久しぶりということもあり、沢山笑って欲しくって、ぼくも目一杯演りきりましたよ〜。
楽しかった〜。
宮城のお客様、ありがとうございました♪(山形からのお客様も来て頂きました…福島からも〜)
また、宜しくお願いいたします。
打ち上げは、興奮してたので、飲み過ぎました。お酒も美味しくて〜ね〜。
写メは「乾坤一」震災で壊れた蔵を再生して、最初のお酒!
キリッと美味しい、いい日本酒でした。
ぼくも頑張ろう!!
ありがとうございました♪

昇太、麻場城へ

2012年2月12日


昨日は群馬県甘楽町での落語会。
この辺りは、お城がワンサカある地域。ホールの側に何かないかと、携帯で調べたらパッと出てきました「麻場城」
山内上杉家に従属していた白倉氏の城です。
戦国時代、関東の小領主はどの戦国大名に組みするかで、自分たちの運命も変わる訳で、越後上杉、武田、北条と強力な戦国大名に挟まれて右往左往。
白倉氏も最後は北条氏に従属して豊臣秀吉に攻められています。
大変だなぁ〜。
高座を降りてから、お城にダッシュ!
麻場城は大変良く整備され見学しやすさ抜群の、いい城跡でした、深い空堀は圧巻。ホールの事務所で地域地図を借りる時言われた「行っても、何も在りませんよ〜」が嘘のよう。
駐車場から主郭に上がる坂道の脇に「道路(その坂道)は築城時の登り口ではありません」と書いてあったのを見て、整備や公園化する際に、新しい通路を作ってしまって、本来の通路が判らなくなってしまう城跡が多い中で、この表示は有り難いし、整備に携わった方の見識の高さが感じられて、城好きとしても好感度抜群!
いやいや、いい城跡でしたよ。写メは空堀見てニヤつく僕と、土橋の先の主郭です。