今日から新橋演舞場、熱海五郎一座の初日です。 稽古場の感染対策で大変でした。稽古場は入る前に2箇所の体温検査がある。 入ってからも当然食事等は禁止。入室は稽古前の30分前、終わったらすぐに退室 感染対策でキャストとも一度も食事会すらしたことありません。 さみしいですね〜 でもこの時代に芝居を開催するためには仕方のないことです。 稽古終わりでベランダに出たら、いい感じの夕暮れの空。 SWAのラスト映像に使えそだなぁ〜♬
春風亭昇太
先日、柳亭市馬落語協会会長、春風亭一之助さん。落語芸術協会からは、参事の三遊亭小遊三師匠にボクという4人で記者会見をやった事はご存知の方も多いでしょう。 内容はクラウドファンディング。 今、寄席は長い入場規制や休止で大変な状態になっていて、実際に「寄席を閉める」という具体的な話も聞かれている。 都内に5軒ある民間の寄席は危機的状況で、落語という日本独特の古典芸能の発信場所としても、特異な場所で江戸から続く文化の一つ。 なんとかしたい。という事で落語協会さんと一緒にクラウドファンディングを立ち上げたら、異例の速さで第一目標の5000万円に達し、改めて多くのお客様に支えられている事を実感しました。 本当にありがとうございます。 現在第二目標の8000万円に向かって支援をお願いしています。 ご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、こちらからお願いします。
「https://readyfor.jp/projects/yose」
楽屋見舞いで数年前に鉢でいただいた紫陽花。
庭に植え替えて今年もキレイに咲きました♬
春風亭昇太
「加越国境城跡群及び道調査指導委員会顧問」の僕がまず行ったのが「切山城」 前田勢が守る「松根城」に向き合うように造られていて、双方もともに小原越のルート上に位置している。 加賀から越中に小原越を使って向かう者は全員切山城の横を通らなくてはならない。 つまり切山城の横を通る小原越を使って越中側に攻め込もうとする者は、ず〜〜〜〜っと切山城から攻撃される!って訳。しかも切山城を落とすために侵入したい虎口(入口)は越中国側にあるから、ず〜〜〜〜っと攻撃されてからじゃないと虎口にたどり着けないようになっています。 今回の見学で加越国境城跡群及び道調査指導委員会顧問のボクは現在指定されている城域よりも数百メートル程城は大きかったんではないかという見解を持ちましたが、このあたりは、後日出版される本にレポートが載る事になっているので。…後日♪ 切山城は国指定史跡になって整備が進んで素晴らしく見やすい城跡になっている。凄いぞ金沢市! 金沢城という、全国屈指の観光地にもなるような近世城郭を持っていますが、その一方で切山城のような中世城郭もしっかり整備してもらって有難いです♬ こんなにキレイな切岸(人工的に削り出した斜面)も堪能出来る切山城も
2014年に行った頃の切山城は、雑木林と雑草の海でこんなんでした〜♪ 森の中のコソ泥みたいです。 …でも楽しかったよ!僕がお城めぐりを始めた中学生の頃、中世城郭はだいたいこんなもんでした!
お城の整備で木や草を刈るって素晴らしいね〜♬ 金沢市さんありがと〜う‼︎
春風亭昇太
お城巡りを繰り返し、お城の本を書いたり、お城のイベントに出たりしていると、いろいろ頼まれる事が多い。 元より好きでやっている事なので喜んで引き受けさせてもらっていて、石川県金沢市に「加越国境城跡群及び道」という加賀国(石川県)と越中国(富山県)の国境沿いに敵対していた前田氏と佐々氏の城が、小原越と言われる道に向き合うように城を沢山築いていて、これが歴史的に大変に貴重だという事で、国の指定史跡になっています。 で、そこの調査指導委員会の顧問を頼まれて、顧問になっています。 最初から言うと 「加越国境城跡群及び道調査指導委員会顧問」という膨大な画数の立派な名称だ
少し前に金沢で小痴楽さんの会のゲストで呼ばれたので、前日から金沢入りしてお城を見てきましたよ。 その話は後日って事で、その夜はこんなの食べました♬ どう?美味しそうでしょ!美味しかったですよ〜〜!さすが金沢♪
少し前の事ですが、東京に暮らしていると今や夢のようです。 ああ早く、何の気兼ねも無く店に入りたいものですね。 今は国や自治体の政策とかは別にして、自分の事は自分で守るようにしようと思って、稽古帰りは真っ直ぐ帰宅。 これから、おつまみ作って、パッと呑んで寝よう。 健康第一! ですね〜! 皆さんもお元気で♬
春風亭昇太
先日、北九州市で独演会があった。 独演会終了後すぐに帰り支度をしないと、羽田空港への便に間に合わないタイトなスケジュールだったのだが、コロナ禍で飛行機も減便となっていて、予定の便も欠航となり時間の余裕が出来た。 主催者さんが気を利かせてくれて「師匠。近くにお城あるので見てから帰りますか?」なんていってくれた。 コロナ禍の中でも、たまには良いこともあるものだ。 近所にあるのは「黒崎城」だという。黒崎城はあの黒田官兵衛の息子、黒田長政の築いたお城だが江戸時代になって開発で石垣などが利用されてあまり遺構の残りが宜しくないので「すみませんが花尾城に連れて行って下さい」とお願いして行ってきました〜 「花尾城」は鎌倉時代に宇都宮重業によって築城されて、その子孫である「麻生氏」の城となるが、大内氏や陶氏などの有力な勢力に影響されて、城主は交代したり、攻められたり大変な歴史がある。
で、弟子の昇羊と一緒に見てきましたが急峻な山城で花尾山城公園として整備されていましたが、坂道を行くのは一苦労。かなりの規模で、各曲輪も大きく畝状竪堀等見応え十分な城でした。 途中「古井戸」と呼ばれるUの字形の石塁があったんですが、これが何の遺構なのかよく分からなかったです。名称通りの井戸だとしたら。降った雨水などを井戸に効果的に集める為の施設?よく分からない?
「ニの郭」も不思議。他と比べると、ここだけが小さな曲輪で自然石に囲まれれていて、特別な空間に見えましたよ。
さらに進んで巨大な堀切にキャーキャー言っていたのですが、登りの時とは別ルートの登山道を下ったら、そのルートは閉鎖されていて道に迷い、もう一度元のルートを引き返す。というお疲れさんコースになってしまいました。
帰りの飛行機の時間もあるので、帰りは小走りで山道を戻ってヘトヘト! 体力落ちたなあ〜を実感した、花尾城見学になりました〜!
でも凄い堀切でしょう〜♬ 春風亭昇太
千徳城の事を書きましたが、宮古市の史跡見学を終えて楽屋に戻ってから、こんな事がありました。 楽屋でお城の興奮に浸りながらボンヤリしていると… 何やらお尻と腰の間辺りに…サワサワっと変な感触が走る… その瞬間「あちゃ〜」と思わず声が出る。あいつかも?何とも言えないイヤな予感… そっとデニムを下ろし、パンツをズラして、サワサワっとしたあたりを見ると……嫌な予感的中〜!いた〜! 「マダニ 」だあ〜 マダニは取り付いた生き物の血を吸うんですが、そっと吸えばいいものを、媒介する菌によって死亡例もある…吸血中無理に取ろうとすると口器が身体に残ったりする厄介なヤツだ〜。 幸い吸血の場所を探している最中だったらしく、刺して無かったので指でピン!してもらって事なきを得た〜 これ、装備の問題である。突然行く事になったので軽装だったからだ。やはりいつものツナギに地下足袋でないととなあ〜
こんな格好で行かないとなあ〜
春風亭昇太
岩手県宮古市で「みやこ復興落語会」に呼んでいただいて行ってきました。 宮古市でどこか見たい所ありますか?って聞かれて、迷わず「千徳城」って言ったら「千徳城ですか?」驚かれた。 公演前に時間があったので、急遽案内していただきましたよ。 千徳城」はこの地方の「閉伊氏」の城でその後「南部氏」の城となって「千徳氏」が入っているので、現在の遺構はその南部氏時代のものだ。 南側の八幡神社から城に入ると、この八幡神社がある所が物見台や櫓台と思われる地形でボルテージが上がる! さらに進むと尾根筋に堀切が何本も切ってあって、興奮! そして主郭に到達。かなりの広さだ!その先にも堀切を挟んで曲輪が広がっている!いずれの曲輪も広くて千徳城の「閉伊氏」「千徳氏」がそれなりの勢力であった事が推測される。 藪の中を右往左往したが楽しかった〜。 その勢いで「根城館」にも足を伸ばす。 ここも、面白い縄張でした〜♬ そして、江戸時代の商家でありながら、侍に取り立てられ、武家の格式の屋敷を構えて、南部のお殿様がこの地に来た場合は陣屋(お泊まりの場所)にもなった「盛合家」も見学させていただきました。 で、ようやく楽屋へ到着!楽しく落語もやらせていただきましたよ♬
堀切を挟んで向こうに曲輪が見えますよう〜♬ 春風亭昇太
普段から必ず帽子をかぶって外出している。 帽子をかぶらないと落ち着かないくらい、帽子に依存しています。 たくさん持っているが、やっぱり好きな帽子に偏りがちで、稼働率の高い帽子は何点かに決まってしまう。 で、好きなキャスケットがあって、この帽子は10数年被り続けてきたから流石にに傷んできてツバの先の布が破けて中身が出てきてしまった。 新しいキャスケットを探してはいるのだが、僕は身体が小さいのでツバの大きい帽子が似合わなくて、なかなか気に入ったキャスケットが見つからない。 …そこで。自分で直すことにした! 着物を縫ってもらう時に出る端切れを取ってあるので、キャスケットの布に合う布を見つけて、ツバの形に切って手芸で使う布用の接着剤を使ってツバを包んで貼ってみた! おおっ!以外と上手く出来ましたよ〜。
これでキャスケットも長生き出来ますよう〜♬
端切れ使って、こうなりました♬ いいぞ!俺!
春風亭昇太
先日、柏市民文化会館で「木久扇60周年記念落語会」があって行ってきました。 大先輩の記念落語会に呼んでいただけるのはありがたいことですね。 終わってまだ明るかったんで近くにある「松ヶ崎城」に行っていました。 公園整備してあって、とても見易い城跡でしたよ。 土塁、堀、虎口(城の出入り口)が明確に残っていて面白かったです。 櫓台は元は古墳。古墳をお城の中に取り込むって例は沢山あります。 お城を造る場所を選地する時、中世の人にとって良い場所は、古代の人にとっても良い場所だった。って事や古代からの重要な場所や聖域に城を造るって事は、その土地を治める側にとっては大事だったんでしょう。 関西の大きな前方後円墳などは元々堀なども付いているので、堀切などの手を加えて、そのまま城として利用した例もあり、城と古墳の関係は面白いです。
土塁と堀を指差〜。 現在残っている遺構だと、北西側の守りがガラ空きなんで、当時は北西側にも堀や土塁などの守りの施設が有ったことが予想されます。 市街地に良好に残る「松ヶ崎城」面白かったし、貴重ですね〜♬ 柏市さんの関係部署の皆さん良いお仕事してますね〜。ありがとうございます〜!
春風亭昇太