Re: 昇太スズナリの夜
大阪で面白いイベントやります。
僕の理想のお部屋…ということで、もしも自宅のマンションをリホームするとしたら、こんな風にしてみたい。ということで大阪の「パナソニックセンター大阪で展示とトークショーをやります。
昭和な感じの部屋に、エレキギターや、トロンボーン等、私物も置いてもらっていますよー。
是非どうぞ。
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> 【イベント情報】
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> 春風亭昇太の憧れのくらし スペシャルトークショー「昭和」にどっぷりと浸る家
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> 3/24(土)
> 【第1回】13:30〜14:00
> 【第2回】15:00〜15:30
> パナソニックセンター大阪 2階
> 事前予約制 参加費500円
> http://panasonic.co.jp/center/osaka/event/all/2018/03/post-1611.html
昇太スズナリの夜
ザ・フルーツでおなじみの劇作家「中島淳彦」くんに頼まれて、4月18日19日に下北沢の「ザ・スズナリ」でイベントです。
「昇太スズナリの夜 落語となにか…」
つーことで何かやりますよ。当然、劇作家がいるんだからナニか書いてくれるんだろうなぁー♪
面白い夜にするつもりですよー。お暇でしたらどうぞ。
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> 『昇太スズナリの夜 落語となにか・・』
> (落語)
> 前売り3500円 当日3800円
> 下北沢ザ・スズナリ
> 4月18日19日 夜7時開演
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> 受付開始は芝居、落語とも開演の45分前、開場は開演時間の30分前となります。
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> チケット取り扱い
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> ローソンチケット
> 0570-094-003 (Lコード31748)
> 0570-000-407 (10:00〜20:00)
> http://l-tike.com/
>
> J-Stage Navi
> 03-5912-0840 (平日11:00〜18:00)
> http://j-stage-i.jp
>
> ザ・スズナリ
> 03-3469-0511
熱海五郎一座♪
大林さん♪
沖縄ー♪
沖縄に独演会で行ってきました♪
沖縄県には何度か行った事はありましたが、テレビのロケだったりで、落語を演ったことの無い唯一の県でした。
で、今回、ラジオ沖縄さんのワイドFM開局記念ということで、独演会で呼んでいただきましたよ。
なにしろ、沖縄初落語が独演会。独演会ではいつも独特の緊張感が有るんですが、今回は特別でしたー。
しかし、フタを開けたら、まぁー。沖縄のお客さんの陽気な事。
演っていて、本当に楽しかったです。演り足らなかった位でした。
沖縄の皆さん、有り難うございました。また機会があったら行きたいです !
次の日、東京に帰る前には…当然、お城 !
写真は勝連城。石垣が素晴らしいです。沖縄では、お城にも、お客さんにもノックアウトされましたー。あーっ♪
春風亭昇太
さあ。いよいよですよ !
最近、頻繁に知り合いから「映画出るんですよね?」って言われる。
そう、映画「祈りの幕が降りる時」の宣伝のCMがたくさん流れているからだ。
でも、なんで「映画出るんですよね?」かって言うとメガネかけていないかららしい。
今川義元もそうだったけど、やっぱりメガネと僕はセットなようで、あれ昇太だよなぁ…って思っても、メガネがないと確信が持てないようだ ♪
今回の映画は「下町ロケット」でお世話になった福沢克雄監督で、僕もかなり気合いを入れて頑張りましたよ。
凄い頑張ったところを観てもらいたいのですが。
観ていただいたら、なぜメガネ外しているのかも判ってもらえると思います。この映画は、春風亭昇太ぽい春風亭昇太は必要ないのですよ。
試写会で観た時、僕はあんまり泣いたりしない人なんだけど、泣きました。
というか台本をいただいて、読む度にウルウルしてました。
公開は1月27日。是非。
春風亭昇太
警察署長 !
お前、誰だー !
エスパルスー ! ひえーぃ♪
米子城の竪堀でもう一つ。
米子城の竪堀について書きましたが、毎度の事ながらこれは暫定案であって、これからの調査で判明していくものです。
「こんなんじゃ、ないかなー…」て、考えてものです。
竪堀についてはもう一つ考えていて、この登り石垣と竪堀は、作った時代が違っているのではないかという推測です。
お城は大手口(表玄関)が変わる事がよくあります。状況に応じて主要出入り口を変えた方が利用しやすくなるからですね。米子城も元々は海側が大手口で、後に陸地方向である二の丸方面に変わった。という考えがあります。
その場合。登り石垣が吉川広家が朝鮮の役から帰ってから、登り石垣を採用して作った。これは間違えないと思うのですが、竪堀の方はその後、大手口が二の丸方面に変わってから、二の丸方向から攻めてくる相手に対して造ったのではないか?
それは発掘調査で、竪堀を掘った土を二の丸方面とは逆の海側に盛っているからです。セオリーとして、堀を掘った土を土塁として盛る場合は守備側に盛るんですよ。
だからぁ…
うーん。どっちなんだろう… ♪
鉄道ファンに、乗り鉄とか撮り鉄とかがあるように、お城好きにも色々なタイプがあります。
「天守閣好き」「石垣好き」「土塁好き」んでボクみたいな「縄張り好き」
縄張り好きは、こんな事考えてる時が一番楽しいだよなぁー。
あー。安上がりな趣味だこと ♪
写メは、石垣好きの鑑賞にも十分な鉄御門(くろがねごもん)方面の石垣。素晴らしい !
春風亭昇太
米子城の竪堀 3
さてこの竪堀なんですが、以前このブログでも紹介した米子城の「登り石垣」とセットと考えられます。
鳥取県にある米子城は、日本海に面した場所に築かれています。この海を睨んだ城である米子城を築城していた吉川広家は豊臣秀吉の「朝鮮の役」に従軍しています。
朝鮮に出兵した秀吉軍は朝鮮の沿岸に「倭城」と呼ばれる遠征軍のための城を幾つも築きます。この時、補給線である船着き場を守るために「登り石垣」を作るんですね。
登り石垣は、朝鮮の役生まれ。つまり吉川広家は朝鮮の役の体験から米子城に「登り石垣」を採用したと思われます。
米子城の縄張り図に、登り石垣(左)と竪堀(右)を赤線で表記しました。 登り石垣は、竪堀の機能を石垣化したもので。竪堀と同じように山の斜面を遮断するものです。海側からやって来た矢印が敵側。竪堀と登り石垣で「二の丸」を守ってますね。
本丸にある天守は防衛の為のもので、住居には適していません。以前も書きましたが、よく天守閣に登って「あー、殿様はこんな所にいたんだー」なんて言っている観光客の方がいますが、殿様はあんな急階段の寒い所には住みません。トイレもないし…あんな倉庫みたいな場所に居る人は、そーとー身分の低い人ですよね。
重要人物のいる二の丸の防衛。それが「竪堀」と「登り石垣」の役目ってことでしょうか。この二本がセットで米子城にあるって事に意味があるんですねー。
春風亭昇太
米子城の竪堀 2
米子城の竪堀 ♪
仕事で鳥取県に行った時、泊まっていたのが米子市。
夜の公演だったので昼間に、米子市の方のご案内で行ってきました「米子城」
夏にも「登り石垣」を見に行っている米子城ですが、何やら新しい発掘調査があったようで、それは見なきゃ!ってコトで行ってきましたがあ〜!
凄いのが出ててましたぜ。
「竪堀」です。
発掘調査で出た土を土嚢(白いヤツ)にして積んでありますが、堀が山頂に向かって延びています。
竪堀とは、中世ので山城にはよくみられる堀なんですが、山の斜面を上から下に空堀を掘ることで、攻め上がって来る敵兵が山の斜面を回り込めないようにして、行動を制限するものです。
竪堀に入ってしまった敵兵は、一列縦隊で山を上がってくるので防御も簡単。
またこの米子城の竪堀が巨大で、凄いんですよ〜!
こんな巨大竪堀を作ってドコに回り込んで欲しくなかったのか…それはまた次回!
春風亭昇太
凄いの書いてもらった。
少し前のおはなしですが、凄いの書いていただいた。
可児市でお城のイベントがあった時のこと。台風の影響で美濃国の城攻めが中止になってしまったんで、参加していた皆さんとオープン前の「美濃・金山城」のガイダンス施設に遊びにいきました。
その中にいたのが前日のお城トークでも同席した漫画家の「宮下英樹」先生。
豊臣秀吉の家臣としてデビューして、ジェットコースターのような人生を切り開いてきた大名、仙石秀久を描いた「センゴク」から「センゴク天正記」「センゴク一統記」「センゴク権兵衛」と大ヒット作を連載している、超多忙の漫画家の先生だ。このシリーズもの凄く面白い。城攻めの描写も、城ファン納得の内容です。
今川義元を描いた「センゴク外伝・桶狭間戦記」も書いている方なんで、すみません…色紙を一枚…とお願いしたら。
桶狭間戦記の今川義元公じゃなくて、なんと。春風亭昇太バージョンの今川義元公を書いてくれました。スゴイ !
ファンの皆さんには、ホント申し訳ない感じの、お宝をいただいちゃいました。
宮下先生ありがとう。またお城イベントでお会いしましょう。
春風亭昇太
窓からの絶景 !
北と南で間違えたぁ。
Re: 前川本城レポート 3
次は西ルート。
正しくは西南方向になります。ここが搦手と考えられます。大手が表玄関、搦手は裏口ってとこでしょうか。
この図も平面に描かれていますが、下から上に向かって急斜面になっています。今回もお城ファンの皆様スミマセン。落語ファン用に、解説はぼくのザックリ図です。
東ルート同様に屈曲させられ、上の土塁から攻撃されながら進まされる事になるんですが、西ルートは別のトラップを…
赤と緑が攻城兵の想定されるルート。赤と緑は何が違うかというと、緑は可哀想な人達なんですね。
他国からやってくる攻城兵は、この城の構造を知りません。進んでみて初めて自分が居る場所の状況を知る事となります。
さぁ、西から攻めて行け ! と言われた足軽さん達は城の虎口(出入り口)を探して進むと何やら入り口らしき物を発見します、それが写メ2の写真。ここがザックリ図では「ココ→」と書かれている部分です。
二手に分かれて進みましょう。しかし左を選んだ緑さん達は、行けども行けども堀底で。土塁の上から危険な物が飛んできます。なんとか進んだ人には北側にある断崖絶壁が待っています。残念。
正解の右を選んだ赤組さんは屈曲させられながら、土塁上からの攻撃に晒されてますが頑張って進みましょう。
虎口の手前で、またもや二つの道が…二手に分かれて緑組を選んだ人は、最初の緑さんと同様の目に遭います。Cと書かれた枡形は正面と、緑組さんの後ろを狙える銃座です。戻るに戻れない緑組が進んだ先には、やっぱり断崖絶壁が !
赤組さんの先だけに主郭が待っていますが、この後果たしてどうなりますか…
ボクが勝手に想定した状況ですが、城には分散させられ、屈曲させられ、誘導されるという様々な罠が待ち構えているという事を理解していただけたらと思い書きました。天守閣見ても城のトラップの面白さはわかりません。ボクを建築物の無い中世の土の城に誘うのは、これらを知りたいからなんです。
それが良好な状態で残っているが前川本城。私有地だと思われます。地権者の方に迷惑にならないよう、お会いしたら一声掛けるなどして見せていただきましょう。
素晴らしい城跡です。これ宮城県、いや日本の宝ですよ。
また是非ゆっくり見に行きたいです♪
春風亭昇太
前川本城レポート 2
では、まずは大手筋と考えられる、東側のルートから。
写メ1は縄張りの見事さに驚くボクですが、このブログを見てくれているのは、基本落語ファンの皆様でしょうから、写真だと「だだの森じゃん」って言われそうなんで、図をラフに書いてみました。
本当は縄張り図を出したいところなんですが、読み取れないかも…なんで、城の東側の一部分を簡単な図で書きました。
お城ファンの皆様。ザックリし過ぎていてスミマセン。
図は東側から主郭(本丸)に向かいます。下が東で、黒い筋は「土塁」です。細い線は地形の「へり」ですね。平面のように書かれていますが実際には、図の下から上に向かって上り斜面になっていて、上の方が高くなっています。
赤線が想定される攻城兵がたどるルート
まずは切岸(人工的に作り出した急斜面)に沿って右に迂回されられ、この時上から攻撃され放題。
なんとか抜けると正面に土塁の壁があるので左に折れて、右に進み、枡形の中に入ります。
ここは絶体絶命のでディンジャラスゾーン。土塁の上から攻撃され、Aの部分は櫓があったと思われるので、ここからも矢玉の雨あられ。上から、前から、横から、後ろからの攻撃を受けて、どうすりゃいいんだ足軽さん !
頑張って進んでもBの曲輪から城兵が出てきますよ。そしてBに進んだとしても行き止まり。ムダ骨だぁ。
クランクさせられながら、最後の赤線を進んでも、実はココ堀底道。巧みに誘導されていて、両サイドの土塁の上から徹底的に攻撃されます。
この堀底に逆茂木でも置かれたら、前進は困難を極めますね。
西にあるルートも、たくらみに満ちた危険な道ですよー。
春風亭昇太
前川本城レポート
簡単な前川本城レポートをしてみます。
前川本城は山形自動車道、宮城川崎インターチェンジの東の1キロ程の場所にあり、戦国時代も仙台、山形を結ぶ笹谷街道がある交通の要衝で砂金氏(いさごし)が治めていた場所です。
山形自動車道建設に伴い発掘調査をしたところ、前川本城の北にある本屋敷遺跡で中世の町場集落の跡が発見されました。集落は空堀で守られていて、前川本城の城下集落と推定されていて、有事の際は城の一部として防御施設にもなるって事ですね。
城は、立野川と前川に挟まれた場所にあり、立野川側は急峻な崖となっていて南側からは侵入は無理。西側の緩斜面は巨大な空堀で遮断して、入城ルートの東側と南側を巧みな縄張りで防御しています。
この空堀ですが、南側から西に伸びていて、その先は南の立野川の崖になっています。その堀は二重堀になっていて西側には、一部三重になっている部分もあり、高低差は10m以上です。
攻城兵は、堀に降りて堀底に入り。10m登って土塁に上がり、再び10m降りて、また10m上がる…その間、当然攻撃に晒されています。
この土木量。砂金氏の領地ですが、とても在地の小領主に出来るモノではないと思います。当然伊達家のお仕事でしょう。普通に考えれば、北の関ヶ原と呼ばれる、関ヶ原の合戦と同時期に上杉が最上領内(山形県内)に侵攻して、伊達政宗も上杉を牽制する形で最上領内に入っていますが、その慶長奥羽合戦の頃に伊達氏が前川本城に手を入れたということではないかと思われます。
このあたりの事が、資料に登場しない事や、発掘等の調査がされていない事から不明なんですね。
城に順位を付けたくなないのですが、僕が過去見た中世城郭では3本指に入ると思います。国指定級の超一級品の史跡です。いつの日か本格的な発掘調査をして頂きたいです。
では、西と東のルートがどう巧みなのかは、また次回に。
写メは見事な空堀。
春風亭昇太