8月寄席ツアー♪
8月は寄席三昧。
8月の上席は浅草演芸ホールで「ニーオイランズ」
今年は吹いていて、あれっ音出てるなぁー♪ って思っていたんだけど、シークレットゲストで出ていただいたサックス奏者の中村誠一さんにも打ち上げで「前より出てるねー」って言ってもらって、ずっとニヤついてました。
来年も楽しみ…
で、中席が新宿末広亭の夜トリ。
この時期は、お盆休みで来てくれた、落語初めてっていうお客さんと、常連さんが混ざるのでネタ選びが非常に難しい。
絶対に楽しんでもらう…毎日、そんな気で高座に上がってましたが、こちらが楽しくさせていただいている感じで、乗り切りました。
今回はファンに助けてもらった感じでしたねー♪
ありがとうございました…
熱海五郎一座 ♪
梅干し ♪
熱海五郎一座の公演も中盤にさしかかっています。
毎日、機嫌良くやってますよー。
その最中も、Wカップの番組に出たり、笑点の収録したりバリバリ働いてますぜー。
そんな時に息抜きも大事。僕が自宅で出来る簡単な息抜きが料理です。手順を考え、パーッと作ると何だかスカッとする。
そろそろ何かやりたいなぁと思っていたら、知り合いの竹内サンの息子さんから♪ 梅干し作りのセット「梅子」を送ってもらった。
箱の中には、梅、塩、容器、爪楊枝、作り方が書かれた虎の巻が入っています。自分で用意するのは消毒用のホワイトリカーに霧吹きにラップくらい。
梅を洗って、梅のヘタを取ってホワイトリカーで消毒。梅を塩で揉んで、ホワイトリカーで消毒した容器に並べて、ラップした上から重石用に水の入ったペットボトルを乗せて翌日には「梅酢」が出てきます。
セットだから、凄く簡単。
この梅酢が、すごく良い香りがするー…♪
もう少し漬けて、梅雨明けに干せば梅干し完成。となるハズ。
最近蜂蜜に漬けた甘い梅干しが多くなったけど、やっぱり顔に中心に目や口がキューっと集まってきそうな、あの酸っぱーい梅干しが好きだ。
干すのも楽しみ。また報告します。
春風亭昇太
熱海五郎一座のお稽古
SWA残党♪
渋谷のさくらホールで落語会。共演者はこの二人、白鳥さんと、彦いちさんだ。
そう、SWAで一緒にネタを絞り出していた戦友である。
別に決めている訳ではないのだが、自然と新作落語のぶっつけ合いになった。
いゃあ、楽しかったなぁー。
終わってからは、こいつらが勝手に予約したオイスターバーに行きました。
人を財布代わりにするこの人達は遠慮が無い。牡蠣はもちろん、牛肉にシャンパンにワイン。
酔っぱらった白鳥くんはお店の人に「では、この肉に合うワインを持ってきて」なんて言っている。店の人が幾らのワイン持ってくるか分らないから、すかさずワインリストを奪って、自分で選んで注文。
酔っぱらっていて、全然味わって飲んでないのに、恐ろしい男だ ! (笑)
当然会計は私。
ううっ…高かったー♪
しかし、この人達と一緒にいると勇気が湧いてくるなぁ。後輩達が「兄貴、またやろうよ」なんて言ってるから、また、ナニかやろうかぁー…
春風亭昇太
自分で決めて
ブルースカイさん♪
先日、明治座で老舗ジャズバンド「ブルースカイオーケストラ」さんと共演してきました。
ジャズの演奏あり、落語あり、ジャズと落語のコラボありで楽しかった。
テーマは昭和ということで、古典落語の「二階ぞめき」の改作で、昭和好きの若旦那が二階に出来た昭和の街で大暴れ。
部屋にあるラジオやテレビのスイッチをひねるとブルースカイオーケストラさんの演奏で、懐かしいCMや番組のテーマソングが流れる…て感じ。
最後は僕もトロンボーンで一緒に演奏させてもらいました。
緊張したー
しかし、四月は事前の練習や稽古が絶対的に必要な公演が目白押し。で…休み無し。
キツい四月になってます。
まぁ、好きでやっている事なんで、頑張ろうー。
写メは稽古場で撮りましたよ。
原城 ♪
落語会で、南島原市に行ってきた。一緒に演った柳家喬太郎さん達は当日入りの、当日帰り。
だけど、僕は前日入り。今まで一度も行ったことない街なら当然ですね。
そう。お城を見に行くのだ !
南島原市といえば、超有名な「島原の乱」で一揆勢が立て篭った「原城」に有馬氏の居城「日野江城」
まずは、最近発掘調査が進んでいて、城郭研究の先生達から見学を勧められていた「原城」だが。その前に「南島原市有馬キリシタン遺産記念館」に行く。
ここにはキリスト教伝来から島原の乱にいたる、ご当地の歴史と原城、日野江城の資料が展示されている。時間が無いのでキリスト教の歴史は駆け足で、お城の資料の展示を見る。
ここには原城の発掘調査で出てきた十字架や、原城本丸大手門の石垣や地表面のレプリカがあります。一揆勢の遺体の上から石垣などで埋めたという、刀傷などが残る人骨の様子などが解りますよ。
そして、いざ原城へ。
原城は、有明海に突き出た台地の突端にある。日野江城の支城ということだが、城域はかなりの広さで、支城という雰囲気では無かった。それは主郭部分に行って、さらに強く感じる。
乱の後に破壊されているが、石垣を使用した大きな枡形や、櫓台があって、堂々たる近世城郭である。この主郭部はとてもじゃないが一揆勢の仕事ではないだろう。キリシタン記念館でも有馬氏の造ったものとの説明をうけたが、有馬氏の居城の日野江城に行って?マークが頭の上に一杯出てきてしまった。
…その?はまた後程。
発掘が進む原城。今後の成果が楽しみだ。
3万7千人と言われる一揆勢だが、女・子供を含め殺されて、亡骸は打ち捨てられてた城。
今はそんな惨劇があったとは思えない程、静かで穏やかな城跡でした。また行きたいなぁー。
写メは原城本丸から突き出た櫓台と、原城本丸に立っていた天草四郎くん。手を合わせて海を見ていました…
春風亭昇太
恋川春町
新宿に行って用事を済ませて、少し時間があったので新宿二丁目にある成覚寺さんに行ってきた。
末広亭も近いので、時間があると時々散歩がてら足を運ぶお寺さんだが、お目当ては「恋川春町」のお墓。
恋川春町は駿河小島藩の藩士。小島藩は静岡市清水区にあった一万石の大名です。一万石は大名の石高としては最小の石高ですが「年寄本役」で120石ですから、小島藩藩政の中心的な立場にもいた人でなんですね。
で、この人はお侍さんでありながら、浮世絵師・戯作者でもあります本名は「倉橋 格」小島藩の江戸藩邸があった小石川春日町にいたことからペンネームが「恋川春町」なんですね。
綺麗な名前…
「金々先生栄花夢」が江戸中期の大ベストセラーとなり「黄表紙」と呼ばれるジャンルが確立します。これ、絵が豊富な大人向けの本って感じですかねー。
しかし後に出した「鸚鵡返文武二道」が寛政の改革でお馴染みの「松平定信」に睨まれて、呼び出しを受けるんですが、病気になって出頭しないで、隠居して死去してしまいす。
タイミングが良過ぎるので、自殺なのか、自害させられたのか…
松平定信って人も、戯作や浮世絵が好きな人だったんですけどね。
いずれにせよ、郷土の文科系偉人の恋川春町。僕は二つ目に昇進した時、真剣に「恋川春町」を襲名するのを画策してました。
恋川春町になっていたら、どうなってたんだろう…
また会いに行こうーっと。
春風亭昇太
Re: 昇太スズナリの夜
大阪で面白いイベントやります。
僕の理想のお部屋…ということで、もしも自宅のマンションをリホームするとしたら、こんな風にしてみたい。ということで大阪の「パナソニックセンター大阪で展示とトークショーをやります。
昭和な感じの部屋に、エレキギターや、トロンボーン等、私物も置いてもらっていますよー。
是非どうぞ。
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> 【イベント情報】
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> 春風亭昇太の憧れのくらし スペシャルトークショー「昭和」にどっぷりと浸る家
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> 3/24(土)
> 【第1回】13:30〜14:00
> 【第2回】15:00〜15:30
> パナソニックセンター大阪 2階
> 事前予約制 参加費500円
> http://panasonic.co.jp/center/osaka/event/all/2018/03/post-1611.html
昇太スズナリの夜
ザ・フルーツでおなじみの劇作家「中島淳彦」くんに頼まれて、4月18日19日に下北沢の「ザ・スズナリ」でイベントです。
「昇太スズナリの夜 落語となにか…」
つーことで何かやりますよ。当然、劇作家がいるんだからナニか書いてくれるんだろうなぁー♪
面白い夜にするつもりですよー。お暇でしたらどうぞ。
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> 『昇太スズナリの夜 落語となにか・・』
> (落語)
> 前売り3500円 当日3800円
> 下北沢ザ・スズナリ
> 4月18日19日 夜7時開演
>
> 受付開始は芝居、落語とも開演の45分前、開場は開演時間の30分前となります。
>
> チケット取り扱い
>
> ローソンチケット
> 0570-094-003 (Lコード31748)
> 0570-000-407 (10:00〜20:00)
> http://l-tike.com/
>
> J-Stage Navi
> 03-5912-0840 (平日11:00〜18:00)
> http://j-stage-i.jp
>
> ザ・スズナリ
> 03-3469-0511
熱海五郎一座♪
大林さん♪
沖縄ー♪
沖縄に独演会で行ってきました♪
沖縄県には何度か行った事はありましたが、テレビのロケだったりで、落語を演ったことの無い唯一の県でした。
で、今回、ラジオ沖縄さんのワイドFM開局記念ということで、独演会で呼んでいただきましたよ。
なにしろ、沖縄初落語が独演会。独演会ではいつも独特の緊張感が有るんですが、今回は特別でしたー。
しかし、フタを開けたら、まぁー。沖縄のお客さんの陽気な事。
演っていて、本当に楽しかったです。演り足らなかった位でした。
沖縄の皆さん、有り難うございました。また機会があったら行きたいです !
次の日、東京に帰る前には…当然、お城 !
写真は勝連城。石垣が素晴らしいです。沖縄では、お城にも、お客さんにもノックアウトされましたー。あーっ♪
春風亭昇太
さあ。いよいよですよ !
最近、頻繁に知り合いから「映画出るんですよね?」って言われる。
そう、映画「祈りの幕が降りる時」の宣伝のCMがたくさん流れているからだ。
でも、なんで「映画出るんですよね?」かって言うとメガネかけていないかららしい。
今川義元もそうだったけど、やっぱりメガネと僕はセットなようで、あれ昇太だよなぁ…って思っても、メガネがないと確信が持てないようだ ♪
今回の映画は「下町ロケット」でお世話になった福沢克雄監督で、僕もかなり気合いを入れて頑張りましたよ。
凄い頑張ったところを観てもらいたいのですが。
観ていただいたら、なぜメガネ外しているのかも判ってもらえると思います。この映画は、春風亭昇太ぽい春風亭昇太は必要ないのですよ。
試写会で観た時、僕はあんまり泣いたりしない人なんだけど、泣きました。
というか台本をいただいて、読む度にウルウルしてました。
公開は1月27日。是非。
春風亭昇太
警察署長 !
お前、誰だー !
エスパルスー ! ひえーぃ♪
米子城の竪堀でもう一つ。
米子城の竪堀について書きましたが、毎度の事ながらこれは暫定案であって、これからの調査で判明していくものです。
「こんなんじゃ、ないかなー…」て、考えてものです。
竪堀についてはもう一つ考えていて、この登り石垣と竪堀は、作った時代が違っているのではないかという推測です。
お城は大手口(表玄関)が変わる事がよくあります。状況に応じて主要出入り口を変えた方が利用しやすくなるからですね。米子城も元々は海側が大手口で、後に陸地方向である二の丸方面に変わった。という考えがあります。
その場合。登り石垣が吉川広家が朝鮮の役から帰ってから、登り石垣を採用して作った。これは間違えないと思うのですが、竪堀の方はその後、大手口が二の丸方面に変わってから、二の丸方向から攻めてくる相手に対して造ったのではないか?
それは発掘調査で、竪堀を掘った土を二の丸方面とは逆の海側に盛っているからです。セオリーとして、堀を掘った土を土塁として盛る場合は守備側に盛るんですよ。
だからぁ…
うーん。どっちなんだろう… ♪
鉄道ファンに、乗り鉄とか撮り鉄とかがあるように、お城好きにも色々なタイプがあります。
「天守閣好き」「石垣好き」「土塁好き」んでボクみたいな「縄張り好き」
縄張り好きは、こんな事考えてる時が一番楽しいだよなぁー。
あー。安上がりな趣味だこと ♪
写メは、石垣好きの鑑賞にも十分な鉄御門(くろがねごもん)方面の石垣。素晴らしい !
春風亭昇太
米子城の竪堀 3
さてこの竪堀なんですが、以前このブログでも紹介した米子城の「登り石垣」とセットと考えられます。
鳥取県にある米子城は、日本海に面した場所に築かれています。この海を睨んだ城である米子城を築城していた吉川広家は豊臣秀吉の「朝鮮の役」に従軍しています。
朝鮮に出兵した秀吉軍は朝鮮の沿岸に「倭城」と呼ばれる遠征軍のための城を幾つも築きます。この時、補給線である船着き場を守るために「登り石垣」を作るんですね。
登り石垣は、朝鮮の役生まれ。つまり吉川広家は朝鮮の役の体験から米子城に「登り石垣」を採用したと思われます。
米子城の縄張り図に、登り石垣(左)と竪堀(右)を赤線で表記しました。 登り石垣は、竪堀の機能を石垣化したもので。竪堀と同じように山の斜面を遮断するものです。海側からやって来た矢印が敵側。竪堀と登り石垣で「二の丸」を守ってますね。
本丸にある天守は防衛の為のもので、住居には適していません。以前も書きましたが、よく天守閣に登って「あー、殿様はこんな所にいたんだー」なんて言っている観光客の方がいますが、殿様はあんな急階段の寒い所には住みません。トイレもないし…あんな倉庫みたいな場所に居る人は、そーとー身分の低い人ですよね。
重要人物のいる二の丸の防衛。それが「竪堀」と「登り石垣」の役目ってことでしょうか。この二本がセットで米子城にあるって事に意味があるんですねー。
春風亭昇太